特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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カテゴリ:子どものこと( 49 )

いざ!出陣 with 息子たち

 この4月から我が家は,ヤンゴン在住。
 息子たちは日本人学校へ。 一クラス多くて10名。在学者がいない学年もある。

 そしてもうすぐ夏休み。
 妻は日本へと一足先に今日帰国。

 あまりなき組み合わせ。父親と息子二人。(今までは、いつもばあさんがそばにいたから)

 そして18日朝から,この愚息二人、7歳と5歳を引き連れ、活動地サガインへ初見参する。

 戦国の昔は,初陣というのがあって、武将たちはある年齢になったら息子たちを戦場に連れて行った。

 日本の父親は息子に働く姿を見せることがないだろう、今時。
 それができればすこしは家族関係が変わるかもしれない。

 私は,やりたい放題なので息子を本当は学校など行かせずに,ずっと活動地でお手伝いをさせたいが、
 妻に反対されて,今はあきらめている。

 そこで、夏休み+妻不在=やりたい放題 という環境を利用して、息子たちを,私の戦場、そしてジャパンハートの最前線、ミャンマーワッチェの慈善病院に連れて行く。

 そこで、同じように生活をさせ、活動の足を引っぱらない程度にお手伝いをさせる。

 父親などというのは,結局、背中で語るしかない。
 特に、小学生の頃にしっかり背中を見せておくと、素直に彼らの脳裏に沈んでくれる。

 それが今すぐにではなくても,将来、彼らの目に見えぬ力になったり、目標になったりするかもしれない。
 男同士の教育は、頭ではなく,肉体や五感を通して行われていく。
 

 私は親になったら,子どもにその働く姿を見てもらわないとと思っている。
 ジャパンハートのスタッフも,親になったら皆、子どもを連れて活動に参加すべし!
 子どもの見てる前ならば,いい加減な姿やかっこわるい姿は見せられない。

 子どもにとっても,親にとっても,最高の学びの場になるはず。

 これからはもちろん、ジャパンハートという団体が、親子でボランティアで共に学ぶという,そういう場所になればいい。

 ではさっそく、その第一号として,吉岡家が突入させて頂きます!

 
by japanheart | 2012-07-16 23:19 | 子どものこと | Comments(3)

長い夜を越えてゆく

長い夜を越えてゆく

 昨日は、大阪である大手企業の新人研修で講演をした。
 ここ3年ほど、毎年行っている。
 学生から社会人へと二週間ほどの合宿で変わっていく。
 私は関わるのは、いつも最終日の二時間ほど。
 既に、学生の殻が脱げかけている。
 良くも悪しくも、これから汚れていくのかも知れない。

 今日は、岡山に来た。
 今は羽田に向かう飛行機を空港で待っている。
 ここへ来た目的は、国立病院で、ミャンマーの少女、ニーニーの治療を受け入れてもらうための相談をするためだ。
 おおかたの日程が決まった。
 5月18日羽田に到着する予定にした。

 この少女と、家族の長い長い夜が明けてくるかもしれない。

 今回受け入れてもらう病院の小児外科医の先生も、資金集めの時、寄付をしたと言っていた。
 ありがたいことだ。

 ミャンマーの子どもたちの保護施設「ドリームトレイン」。
 もうすぐ子どもたちの数が150名になる。
 1年程度で6倍になった。
 
 子どもたちはもう陽の当たる場所へ出ているのかも知れない。

 大きなことはできないけれど、それでも少しずつ、少しずつ。
 そうやって長い間やってきた。
 
 長くやれば少しは成果が出るもんだ。
 皆さんも、あきらめずに何かを続けてみたら?
 私でも成果が出るんだから、同じように出ると思う。

 
 
by japanheart | 2012-04-13 19:42 | 子どものこと | Comments(2)
たったひとりのこころと体を救うプロジェクト

1月21日以来、ミャンマーのひとりの女の子のこころと体を救うというプロジェクトで募金を集めてきた。
ようやく300万円の目標額に達して、これから実行に移されていく。
ご協力頂いた皆さんには、彼女の家族に代わってお礼を申し上げたい。

今回のプロジェクトには隠された意義があった。
300万円のお金は、たったひとりのお金持ちにはたいした金額ではない。
だから今回のようなプロジェクトはお金持ちがひとりでもやってのけれることだった。
じゃあ、私たちがやる意味あるの?ということになる。

答えは 、自信がなきゃしないということだけど、こういう活動を始めてからずっとそれを意識してきた。
たとえお金を積んでもできないことは何なのか?と。

その答えは、プロセスにある。
そのプロセスで、私たちにしかできない形で、彼女とその家族に「あなたは大切な人です」と伝えることだろう。
この時の伝え方こそ、私たちの質が問われる。

そして既にそれが始まっている。
だから皆さんにも参加してもらったのだ。
たった一人の金持ちの人に頼らず。

さあこれからがいよいよ動き出す。
彼女があなたの子どもならどうする?
彼女が大切な友人の子どもなら何をする?

彼女があなたの生徒なら何をする?

そこに私が皆さんに突きつけたいメッセージがある。
by japanheart | 2012-03-14 11:37 | 子どものこと | Comments(0)
他人の旦那ならいいけれど

 JSファウンデーションの佐藤さんが先日、ミャンマーにやってきた。
 そのとき、「あんたは他人の旦那ならいいけど、自分の旦那なら最悪だわ!」
 といわれた。
 うちの妻もそう思っているかもしれない。
 妻の本心は、生涯、聞かないつもりだ。

 だからというわけではないが、最近、なかなか家に帰れない。
 日本にいるのになんだか電話で何とか距離を確かめ合っている。
 海外ではメールしかできないから、声が聞けるだけましということ。

 それで子どもたちにもあまり会えない。
 これまた電話で声を聞くばかり。

 今夜、仙台に最終の新幹線で着いた。
 明日朝から石巻そして女川町に向かう。
 こどもクリニックが女川からも比較的近いため女川のこどもの治療もできればいいかなと思っている。
 明日朝、女川町長と会う。

 医療がなければ、住民は帰ってこない。
 安心・安全それが人が生活してゆくための基本。
 その一端を医療が担う。
 私たちの診療施設がその一助になれば、さらによし。
by japanheart | 2012-01-13 04:55 | 子どものこと | Comments(4)
子どもの心のケアということ

 本格的に、子どもの心のケアーの準備に入っている。
 行政,たとえば県は県、市は市など、という単位で何かを期待している節がある。
 
 先日あるサイトで、韓国人のジャーナリストが面白いことを書いていた。
 一言で言ってしまえば、この国の政府は最低だが、国民は本当に素晴らしい、という内容だった。

 今回の件で、私は行政は、国民をもっと信用すべきだといいたい。
 どれほどの、善意が必要なタイミングで発揮できずに、無駄になったかは誰も図ることはできないが、図れれば、議員たちは次の選挙で、必ず落選させられる。
 市民の力というものが、実は成長などしなくて、ある一定のものだと考えているらしいが、この十数年で本当に成長しているのだ。

 行政が国民と、意識が分離している。
大阪府や名古屋市のようになって、お尻に火がついてから多分、議員たちも気づくだろう。

 困ったときは、別に行政単位でなくても、ある権威に頼らなくても、誰にでも助けてもらったらいいんじゃない?

 子どもの心のケアーは、本当に専門的な知識が必要だ。
 簡単な気持ちでアプローチすると、かえって症状を悪化させることは珍しいことではない。
 だからこそ専門的な知識を持つものとそれを支えたいボランティアがいいバランスで共働しなければならない。
 さらにいえば、子どもの心の専門家やその経験のあるものは極めて少ない。
 そして残念なことに、それぞれの病院で患者となる子どもたちが診療を数ヶ月、数年という単位で予約がつまり、待っているのだ。
 だから、この専門家たちが、今の被災地に積極的に関わる、ずっと関わるということは現実的に難しいことが分かるだろう。
 だからどうしても中途半端になる可能性がある。

 私たちは、この壁を何とか突破する。
 そして、継続的に小児科医や臨床心理士を確保して、数年かけて責任を持ってゆくつもりにしている。

 あまりにも広い地域の子どもたちをどのようにして、ケアーするのか?
 まあ、それはみんなの力を借りるしかないんだけど、それが行政にできるかな?

 目の前で、親や同級生たちが波に消えていったような経験を持つ子どもたちのことを本気で考えるなら、
とやかく言わずに、素直に、国民を信用し、手伝ってもらうべきだと思う。
 
 これが嫌なら、私たちは私たちで、必ず次の選挙で、逆襲する。
by japanheart | 2011-04-17 10:17 | 子どものこと | Comments(0)
子どもたちを未来へ運ぼう

生理的欲求こそが、運命を変える

私がなぜ、海外で医療を行ったり、あるいはガンの子どもやその家族に関わったり、
エイズ孤児や貧困の子どもたちの施設「Dream Train」を始めたのか?
という根本的な答えを最近見いだした。

それは、結局私の生理的欲求だという結論になった。

たとえば、幼い子どもたちが3万円足らずで売り飛ばされ、
国境を越え、
わずか10歳、12歳で売春させられる。
その初めての日、彼らに前にいるのは見知らぬ大人であり、外国人たちかもしれない。
その夜の一部始終のその光景を、私は生理的に許容できない。
あってはならないとこころが嗚咽する。
それを許容すると、自分の自我も、自分の存在も全てが揺らぎ始めるのだ。

また、病気で悲しみ続けている幼子たちを、そのまま見過ごすことも、同様に私の存在そのものを揺るがすのだ。

だから、、、
そのような出来事は、私は自分の存在のためにこの世から消し去ろうとする。
それは、迷いもなく私の生理的欲求なのだ。生命的欲求なのだ。

子どものために、その親たちのために、そして私自身のためにやっている。

私自身がそうして始めた活動は、迷いはない。
食物を口に入れるのが迷いもないように。
空気を吸うのが当たり前のように。
同じように、私の存在を守る、大切な生命の行為になる。

だからやるのだ。

子どもたちの口に食べ物を運ばなくてはいけない。
今更、あの過酷な昔に返すわけにはいかない。
子どもたちだってよく分かっているだろう、自分がどうしてここにいるのかを。
たとえ3歳や4歳でも理解している。

今までは、きれい事が言えた。
しかし、これからはきれい事だけでいかなくなるかもしれない。
子どもの口に食べ物を運ぶために、覚悟を決めなければいけない。

病気やエイズになって死ななければ、将来、子どもたちは結婚でもして、自分の子どもを持つだろう。
そうして100年後、いのちはつながっている。

私は死ぬとき、誰からの賞賛も、見送りもいらないから、その子どもたちのまたその子どもが、
無邪気に遊ぶ姿を、誰からも気づかれずにそっと、遠くから見てこの世を去りたい。

私は人の生きた意味は、「いのち」がつながってゆくことだと思っている。
たとえ自分の子どもを持たなくても、それはできる。

「いのち」は「もの」にはない意味と可能性を持つ。

ひとりでも多くの子どもを未来へ運ぼう。
たとえ血などつながっていなくとも、それは自分の子どもとなる。孫となる。
ひとりの子どもに10人の親がいてもいい。

私のこころがあなたにも届くだろうか?
by japanheart | 2011-01-16 18:10 | 子どものこと

Dream Train 1月、今

Dream Train 1月、今

 Dream Trainは11月19日20数名の子どもたちでスタートした。
 12月のクリスマス頃、28人の子どもたちが更にやってきた。

 今、56名の子どもたちがいる。
 あっという間に数百人になると思う。
 私の頭の中は、子どもたちに食べさせる毎日のご飯のことで結構一杯。
 お金を集めなくてはならない。

 私達、日本人を頼って信じてきた子どもたちや現地の人たちのためにも、子どもたちを飢えさせるわけにはいかない。

 ここにやって来る日本人達には、子どもたちが皆で歓迎の舞をしてくれる。
 歓迎の舞といっても、どうも現地の踊りらしいが、みんな声をそろえて腰をふりふり、愛らしくてみんな笑顔になってしまう。

 興味ある人は、一度見てもらいたい。
 きっと彼らのファンになる。


 国境から4日かけて、ここへバスでやって来る途中、3人もマラリアになってしまった。
 うち一人は重症化し、死に掛けていた。
 意識がなくなり、透析も始まり、黄疸も進んでいた。

 こんなことになるなんて、ここへ連れてくることが、とこころから思ってしまった。

 今日、報告が届いた。
 子どもが意識を取り戻したらしい。

 私達のスタッフも病院のミャンマー人医師たちも皆,寝ずにやってくれたらしい。

 こころから感謝している。

 せっかく引き取ったいのち、みずみず死なせるわけにはいかない。

 コレまで幼いながらも彼らは充分幸せではなかった。
 だからせめてこれからは人並みの幸せを受け取って欲しいと思っている。
 
by japanheart | 2011-01-15 17:47 | 子どものこと | Comments(2)

Dream Train 発進

Dream Train 発進

Dream Trainが11月19日をもって発進した。

 当初、15名程度を予定していたが、30名を超える子どもたちを乗せての出発になった。
 サガインの病院近郊のお寺に一時的に収容し夜中にバスで目的地ヤンゴンまで。

 夜通し走って12時間、新しく出来上がった施設に30数名の子どもたちが到着した。
 20名の施設スタッフが出迎え、ぎこちないスタートを切った。

 言葉も通じない子どもたちも多い。
 まずはミャンマー語の練習から半分は始めている。

 これから、すべてはこれからだ。

 12月にはもっと子どもたちが到着する。
 あっという間に50名を超えるだろう。
 当初、それは来年の6月くらいを予定していた。
 それほど、切羽詰った人たちが多いということかもしれない。

 まだ発見できていない危機的な家庭や子どもたちも多いと思う。
 少しでも現地の人たちと協力し、子どもたちを救ってゆきたい。

 これから、寺子屋学校の建設、施設の増築、現地事務所の設置、などなど目白押しにやっていかねばならない。


 がんばろっと。
by japanheart | 2010-11-21 01:27 | 子どものこと | Comments(5)

手術ミッション

手術ミッション

 1月に多国籍をまたいで手術ミッションを敢行してみたいと思っている。

 カンボジアに入り、数件の手術をし、そのままミャンマーへ移動手術を行う予定にしている。
 ミャンマーでは主に、小児の手術に特化して行うつもりにしている。期間は約1週間。

 小児外科・外科のチームを編成する予定。
 看護師も、手術ナースを募集し完全に、専門家チームを作り上げる予定で。

 このような形ができあがってくると、もっと多くの人たちが参加できる国際医療が実現する。

 年に何度かこのような試みができればいいなと思う。

 希望者は是非、登録を。


 日本しか知らず、日本でしか通用しないガラパゴス化した日本の医療界、とあるスタッフ医師は言っていたが、世界基準で医者してみたら、看護してみたらと、私からの提案。
 英語は不問です。
 優秀な通訳を用意しています。
 短期ならば、これで一応大丈夫。
 何せ、日本のチームだから。

 

 
by japanheart | 2010-10-26 23:12 | 子どものこと | Comments(1)

DREAM TRAIN -経過

DREAM TRAIN ー経過

 病気で親を亡くしたり、貧困から人身売買の危険にさらされている子どもたちのための施設 DREAM TRAIN 。

 その後、施設の工事は突貫で進んでいる。
 10月終わりの完成に向け、雨期の中を土日も休まずに進めている。

 20名足らずの子どもたちからはじめ、1年で100名を超す予定だ。
 できれば数年以内に、1000名の子どもたちを収容する。
 お金もきっとかかる。

 子ども一人に一人は、里親を見つけなければならない。
 これからが大変になる。

 なぜ、このプロジェクトを始めたのか?
 どうしてこれをする必要があるのか?

 当たり前だが、これをいつもこころとアタマにおいておけるかどうかが勝負になる。

 組織でも、個人でも、大きな人数を相手にしだすと、子どもの面倒を見ることが全てになる。
 でも、なんで子どもの面倒を見ているかということがいつも意識されていなければならない。
 なぜ、それをする必要があるのか?
 子どもの面倒を見ているというのは結果であり、手段であると言い換えれる。

 私が、そのような多くの子どもの面倒を見て、育てようと思う理由は、、、。

 昔、20年も前になる。
 ある友人が実際に自分が経験したタイの北部の話をしてくれた。
 売春宿で、多くの女の人が並べられ、どの女性を買うのかと言われる。
 片方の列は、処女たちあり、片方の列は、そうでないといわれる。
 その処女の列に並ぶのは、まだ幼顔の女の子たちだったそうだ。

 それは、まさに今、私が守ろうとしている子どもたちのことではないか。
 
 
 あるスタッフはこう教えてくれる。
 バンコクにいて体うって生活している女性の8割は、だまされてこうなってしまった。
 その多くは、顔見知りや知人、親類にだまされてここにたどり着いた。

 それが自分の子どもだと想像してみたらどうだろう?
 あり得ないことではないか。
 そんな風にだまされた人間が、その後、人を信じ、社会を信じて生涯をまともに生きていけるだろうか?

 幼い頃に、だまされ、連行され、労働させられ、年ごろになれば強制的に、売春させられる。
 そして、最後は病気にかかって、治療も受けれない。当然、国籍も違うから、捨てられる。

 もし、透明人間になって、そばで一部始終を見ていることができるなら、普通の人間は一体、どれほどの時間耐えれるだろうか?

 そんな、尋常でないことが世の中に存在する。
 でも、それを阻止しようとする力があってもいいではないか、この世に。
 その力のひとつになりたい。
 そして、この世から、そんな悲しい光景を、ひとつでも減らしたい。
 ひとつ、またひとつ、と減らしてゆきたい。

 それこそが、私の目的だ。
 そんな光景など、見たくも聞きたくもない。
 だから私はやる。
 一人でもやろうと思った。

 このことを知った多くの人にお願いしたい。
 どうかこのような光景をこの世から消し去るために、私たちに力を貸してほしい。

 どうだろうか?

 私からの提案なんだけど。
 
 
by japanheart | 2010-10-10 01:16 | 子どものこと | Comments(7)