特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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学生と国際協力ー2

学生と国際協力ー2

 昔から他人の夢を盗もうとする人間は多い。
ここに来たいといって、親や上司に相談したところ、危険だからやめておいたほうがいいと説得されたり、説教されたりしてやめた看護師や医者は結構いるのだ。

 怖ければやめればいいというだけだ。
 自分の行動の責任は自分で取るという単純な事柄の認識だ。
 他人がとやかく言うことは、大きなお世話といわざるを得ない。
 成人になった人間ならなおさらだ。

 いつも言うことだが、他人にアドバイスは簡単に求めない方がいい。
 他人にとって正しかったことが、自分には正しくはたらかないことが大いにあるからだ。
 真のアドバイスはいたるところの散在している。
 わかるかな?
 今日起きて、見たテレビの言葉の中に、小説の一フレーズの中に、陽の光の中に。
 自分に必要なものは、全て自分にだけ分かっている。他人には分からない。
 必要なものには必ず反応するようにできている。
 自分の心が、夢泥棒たちに、同調すれば、その情報を自分の心が拾い出す。
 その国や近隣国で人が殺されたり、問題があったりした情報ばかりが飛び込んでくるようになる。

 自分が行くのだと決心すれば、現地で元気でやっている日本人や問題なく帰国した多くの日本人の話を聞くことだろう。

 どれを採用するかは自分にかかっている。
 どっちを取ることもできる。私たちには自由意志がある。怖ければ辞めておく、それを圧して何かを感じれば前に進む。
結果は自己責任。

そういえば、上司たちのアドバイスに従って、ここへ来ることを辞めた人たちのその後は知らないが、上司たち反対を押し切って勇気を絞りここへきた多くの看護師や医師、学生たちがその後、大丈夫かどうかを確かめにきた上司は一人もいない。
わかるだろ?
彼らは自分の常識を振りかざし、自分のために、そうだろ、部下の看護師や医師が抜ければ、自分の管理する状況が大変になるから、あれやこれやと心配をしたふりをしていただけであったということだ。
誰からも安否を気遣う、、、、連絡なし。

親すらも同じ。夢を盗むことには変わりない。
子どもは親が死んだ後も、何十年も生きていかなければならない。
たとえ愛情から出ていたとしても、余計なことを言って、子どもの人生を台無しにしても責任など取ってくれない。大人ならわかるだろ。
何十年も親を恨んで生きてゆく人生は正常ではない。

ゆめゆめ夢を盗まれないように。
by japanheart | 2009-03-12 00:43 | 基本