目指すものーその1
2008年 07月 23日
目指すものは何だろうか?
皆何を求めて、このような活動に参加するのだろうか?
最近、特に深く考えている。
医者としてすでに真ん中あたりを過ぎて、若い頃を振り返り、目的もはっきりしない中、上を目指して皆やっていた。
アメリカへ行けば、何かを手に入れることができるかもと、行ってしまった仲間。
すごい外科の腕を磨けば何かが生まれると信じて、ひたすら働いていた仲間。
若い頃から、偉くなるといってはばからなかった仲間。
などなど、、、、。
みんな今頃どうしているだろうか?
目的は達成したか?
それで今幸せか?
それはあたかも、太陽に向かって、進む蝶の群れのごとくであった。
どこまで、偉くなろうと、海をまたいでどこへ行こうと、医者としての本当の幸せなど手に入りはしない。
もし医者としての幸せがあるとすれば、今、ここに、それはある。
来年、もっと腕を磨いてやってきたいといって、二度とやってこなかった人も一人や二人ではない。
自分の人生に本気の人間は、常に今、勝負する。
そして負けたときに、考えるのだ。
人生はそう長くはない。
医者や看護師としての時間など、もっと短い。
不平不満を言うまい。
未来のためにといって、今を犠牲にしない。そのときにはまた、今を犠牲にして、未来を作ろうとする。そしていつまでも、幸せはやってこない。