知らなければならないこと
2008年 01月 06日
先日、長期派遣でここに来ている2名の看護師を強制的に、研修途中で帰国させた。
この組織は、派遣前の試験や資格や経験をとやかくは言わないが、その代わりに、研修期間中はどこの組織よりも厳しい環境を用意している。
ここで働く時、どうしても知らなければならないことがある。
それはどうして自分たちがここでこのように医療活動ができるのかということだ。
誰に支えられ、誰が何をしてくれているから、自分たちが一番いい場所で、いい想いをしているのかを知ることだ。
一生懸命働いているというのは、自分の側の話で、そこに公共性はほとんど存在しない。
公共性を持たなくてはならない。
小さな子供たちがためた寄付のお金に、想いが及んでいなくてはならない。
たとえ、顔や名前は知らなくても、どのような人たちがどのような想いで様々な協力をしてくれているのかを感じることができなくてはならない。
それが分からない人は、これからも直に、日本に帰ってもらう。