はかどらない人たち
2007年 11月 14日
今現地には日本人が数人働いているが、はじめの頃はなかなか思うように働いてはくれない。
基本的には私は日本での医療経験はそれほど重要視してはいない。経験が少なくてもいいと考えている。
むしろ過去の経験に固執している人ほど、新しいことや環境を受け入れることに抵抗する。抵抗すれば自ずと習得は遅れる。
習得が遅れれば、現地の患者たちに迷惑がかかる。ということに気付かない。
数年前までは1年くらい彼らの成長をゆっくり見守れたが、最近ではその半分くらいになってしまった。派遣希望者が多くなり、とても受け入れきれないからだ。
何とか短い期間でも成果を挙げたいが、こちらの焦る気持ちと裏腹に、過去に固執する人たちによって思うようにカリキュラムが進まない。
こんな異国まで来て、かけがえのない時間とお金まで使い、どうして心から学ぶつもりになっていないのかが私には理解できない。
成果が上がらない人たちは、自業自得だ、と思う。