ミャンマーとの関係
2007年 10月 23日
先日あるミャンマー人と話をしていたら、こんなことを言っていた。
60年前の敗戦で、日本がアジア中から戦後賠償を課せられた時、ミャンマー(ビルマ)が助け舟を出した。
日本には今これくらいしか払う力がない、アジアの国々もこれくらいで妥協しようではないか、と。そしてビルマが一番先に、賠償金額の合意を行った。後の国々は、その額を基本線に金額を設定していった。
そして食糧難の日本に、ビルマから大量のお米が届く。
ここまでの話は今まで私も何度もしてきた話だ。
ここからの続きがある。
彼はさらに語る。
今、ミャンマーは日本の助けを必要としている。
中国やインドは大量の援助はくれるが、警戒しながら付き合っている。
欧米は圧力ばかりかけてくる。
歴史的に繋がりもあり、信用もされている国は日本しかない。
そして、今回のジャーアナリストの死で、ミャンマーにも日本の話に耳を傾けなければならない理由が出来た。
後は誰がそれをやるか。できるか。
一気に民主化勢力との妥協を可能にし、そして今の政権の面目をも保つほどの結果をもたせうるタフ・ネゴシエーター。そんな日本人がいるのか?
私も彼もある人にそれを頼みたい、と思った。
歴史はどう動くのだろうか?