心で感じてみる
2007年 09月 23日
今日以前短期研修に参加した学生の志望動機を偶然読む機会があった。
世界に出て行って困っている人のために働きたいと書いていた。
しかし、自分がなんとなく考えているイメージと現実の間に開きがあるのではないかと感じているようだった。おそらくそのイメージは広く行き渡ったもので、多分ある意図を持って蒔かれているものだと思う。
現実は違う。場所や時間で大きく何もかも違ってくる。
竹の葉で編んだ家に住み、手でご飯を食べ、衣服を少ししか持っていないのは不幸なことだろうか?
どこか違和感を感じたら、心を研ぎ澄ましてみることだ。
違和感を放置していくと、感覚が麻痺して、本当の現実が見えなくなってくる。
麻痺してしまったら、自分が絶対正しいと思ってしまう。
学校がないから、学校を建てればいいと考える。食べ物が少ないから食べ物を与えればいいと考える。選挙権がない事は不幸だから、それを与えなければならないと考えてしまう。
どれも正しくて間違っている。
それどれの人たちにそれぞれの歴史と文化と人生があり、それぞれに良いところと悪いところがある。