夜明け前
2007年 08月 07日
既存の援助組織の活動や哲学に疑問を感じ、新しい地平を生み出したいと思い、ジャパンハート、海を越える看護団という組織を創って、4年目。
あっという間にこれほど多くの人たちが集い、多くの人たちの協力を得れる組織になった。しかし、私が考えるゴールははるか彼方にある。
そういえばどこかで、目先の成果に驕らずに自分の目標までの距離で、自分の評価しろという言葉に出会った。
そうすると私は多分死ぬまで生涯、驕ることは出来ないなと思った。
本気でやろうと思っている。
これは日本の若者や日本の将来がかかっているようなことだから、協力して欲しいと今まで言ってきたが、多くの人たちは殆ど耳を貸してはくれなかったような気がする。
皆、寄付のお金も宛先も適当に決めていた。
残念だった。耳ざわりのいい美辞麗句に翻弄され現実を知らない人たちが様々な団体に無心に寄付や協力をしていく姿は、哀れにすら見えていた。
どうだろうか?そろそろ目覚める時期ではないだろうか?
私は、今はまだ自分や組織は夜明け前の段階だと思っている。
これから日が当たり始める。その光を受けて、世の中を私たちもまた照らしてみたい。
私は
医療を医療従事者だけの手の中から、全ての人たちに開放する。
誰でもがその能力を、その時間を、その心を、多くの困っている人たちのために使えるような組織や仕組みを海外にも国内にも生み出していく。
国際援助を肉体のみならず、心というものを大切にした活動にシフトさせる。
援助を受けた国だけでなく、それをした私たちの母国にも同じだけの豊かさを生み出せる仕組みを作る
まだまだやりたいことはある。
もうすぐ、夜が明けそうだ。