特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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今日は広島で

今日は広島で

今日広島に行ってきたのだが、ダライラマのインド亡命政府からの若者を支援し看護師にしようと試みている団体の人に会うためだ。
 組織として、何かお手伝いできるかをこれからゆっくり考えてゆきたい。

8月終わり頃、一度ミッションを出す予定にしている。

今日は移動に、長い時間がかかったこともあって、私は、誰を最も幸せにしなくてはならないのかというテーマについて考えてみた。
もちろん一番は自分を大切にすることだが、やはり家族かなと思う。そして私の周りに集う若い人たちで、その向こうに現地の人々が浮かんできた。
 自分を大切に出来ない人が他人を幸せに出来ない道理は、人は他人を自己の延長線で自覚するからだと思う。自分が怪我をすれば他人の怪我の痛みが分るということだ。
自分との重なりがあればあるほどに、大切にしたくなる。
ここが肝要なところだと思う。
現地の人々を本気で幸せにしたければ、自己の一部と少しでも重なり合わすより他に方法がない。それが出来ていないにもかかわらず、現地の人々のためにという人が多いが、それは欺瞞だと思う。頭(理性)ではそう思っても、心がついていかない。

現地と人たちの人生と自己の人生を重ね合わせねばならない。
それにはどうしても時間が必要だ。
遠くにいて机上では無理な話だ。

ものには順番があって、まず家族を幸せにする。友人を大切にする。仲間を大切に思う。そして、その向こうにある人々のために頑張る。
仲間や家族をないがしろにして、自己は幸せにならない。幸せでない人間は人を幸せに出来ない。たとえ出来たとしても一時のことだ。

いつも自己点検がいる。
自分は周りを幸せに出来ているのだろうか?
驕りはないだろうか?
by japanheart | 2007-07-21 00:10 | 基本