評価のない世界
2005年 08月 23日
先日、むかし家屋の一角を改造して手術を始めた話をしましたが、今は写真のようなところで手術を行っているんです。充分な設備があるわけではないですし、日常的に停電などひどい状態にありますが、これまで改良してくるのに、これでも10年かかったんですね。どこかから大きなお金をもらいやるのは何てことない事ですが、人のお金ばかりを当てにしてやると、とにかく無駄を多く出してしまいます。必要なときに必要なものを少しづつ増やしていくというのが、ものの考え方の基本だし、人のお金を預かった人間のやるべき姿勢だと思っているんです。どんぶり勘定で、頭の中だけの構想だけで造ってみて、本当に無駄になったものを私は多くこの国際協力の世界で見てきています。それは別に官に限った事ではなく、民でも同様です。意外と思われるかもしれませんが、何せこの世界は評価の殆どない、馴れ合い関係の世界なんです。評価のない世界では、自己改善が、人間同様、難しいのです。