シンガポール講演会ーその2
2007年 05月 17日
今年は看護師たちの講演会の翌日の8日、西野さんという女性を迎えて座談会を開催した。
医師や看護師に異分野で活躍する人の話を聞く機会を設けている。とかく医療従事者はそれ以外の分野のことを知らなさ過ぎる傾向があるので、異分野にもこんな人たちがいるのだと認識してもらうためだ。
西野さんは10年前、航空機事故で旦那さんを亡くされ、たった一人でシンガポールに展開する薬局を数店舗守ってこられた人だ。
全く経営など知らなかった彼女がどのように考え、どのような思いでやってこられ、今あるのかということを聞くことは、私たちにとっても大いな教えになった。
たった一人で、数十人の外国人スタッフを雇い、やっていくのは大変なことだと思う。
いくつか心情としていることがあるそうだ。
他人の悪口は言わない。
自分はスタッフの母親のような存在だと考え、対応する。
外国人同士は言葉自体の概念がずれるので、比較的単刀直入にものを伝える。
日本人の常識だけでは考えず、外国人の精神や環境を理解し仕事上でもあまりに日本式にやらない。
(特にシンガポールは多国籍で多くの国籍の労働者がいるので大変だと思う)
その他も多くあったが、面白かった。少なくとも毎年1度この様な機会を設けている。
昨年は湯谷さんとういう東大阪の人にお話を伺った。
また機会を見て、その方の話をしてみたいが、この方もすごい人だった。