私たちの時間
2006年 10月 08日
少し前、日本である方にあった。86歳。
61年前の世界大戦のフィリピン戦線で生き残られ、戦後財界で活躍された方だ。
戦争当時の話を聞いた。
感想を一言で言うと、我々はまだまだ本気で生きているとはいえないということだ。
バターン攻略線の話を聞いた。3次総攻撃までの話を聞き、1万人規模の人々が、爆音の続く中、次々と爆死していく様は聞いているだけで私たちの存在を揺さぶられているような気がした。あっという間に万人単位の人の死がおこる。
一瞬で、全ての人生が吹っ飛ぶ。
私はもっと自分がしっかり生きねばならないと思った。
まだまだだとも思った。
何かに甘えていたのではないかと感じた。
60年以上前の日本からのメッセーだと感じだ。
これからの人生に意味のある出会いだった。