子供の死
2006年 09月 19日
昨日1人の子供が亡くなった。原因ははっきり分からないが、おろらく蚊が媒介するテング熱という病気から、出血を起こしなくなってしまった。ここに治療を求めて来て約20時間というあっけないものだった。
いつものことだが、父親や母親のすがるような目が心苦しかった。
たった20時間だったが、何度も助かるのではないかと思った。おそらく私自身でそう信じたかったのだと思う。結果が悪かった時、いつも敗北者のような、心境になる。たとえ初めからダメだとわかっていても、そのような心境になってしまうことには変わりない。
私自身は生は死の一部だと捕らえていても、周りの人たちの心にひきずれれる。
生死は、その人の運命だといつも思っている。他人が動かせるものではないような気もする。日本人なら少なからず分かってもらえるかもしれないが。
それでも、不遜な言い方だが、この悲しむ家族のためにこの少年を助けたかった。
この子が死ぬ1時間前この子の10歳くらいの兄が突然大きな声で泣き出した。
そのとき、私はこの子は死んでしまうと感じた。子供は感受性が高い。何かを感じ取ったのかもしれないとふと思ったのだ。
分かったような気になっていても、子供の死は、いつも悲しい。
相変わらず私は弱い人間なのだ。