治療中止という選択
2006年 08月 22日
6歳くらいの女の子が、右足のひどい骨髄炎で入院しました。
数年来わずっらているようで、しかも村の子です。
これは本当に長くかかるだろうという覚悟で入院させました。
1月ほど抗生剤の点滴を継続し加療してきたところで問題が発生しました。
この子は父親と入院しているのですが、この父親もこの女の子も人のお金を取ったり、物を盗んだりするようで、入院患者たちの間でも大きな問題になっているようでした。
私もしばらく考えましたが、仕方なく治療を中止し、村へ返すことにしました。
私たちの心とは裏腹に、時として思わぬ選択を迫られることがあり、なんとも言えないような気持ちになります。