進むかどうか
2006年 04月 15日
今、この国は非常な制限体制を引いている。
政治には全く関与しないと決めているわれわれにもその影響は大きく圧し掛かかっている。
多くの外国の団体、国連なども入国制限のために入国できないような、また活動制限を強いられている。
多くの組織が規模を縮小あるいは停滞させている。ひどいところはこの国から撤退していく。
効率論からいうと、他の国に行った方が遥かにいいのかもしれない。
なぜ、ここでやるのかという意味を知っているか、どうかにかかっている。
そして新しい派遣者の入国許可がなかなか取れない状態が一方でわれわれにもある。
私たちは何でもスムーズにすすむことをイメージし理想としているが、いつもそんなにうまくいく必要は無い。
今年の派遣予定者には少し申し訳ないが、私にとってはうまくいっている時もそうでないときも最近では同様に楽しいと感じる。そのために働くスタッフがつらい思いをしているのをまじかで見ているが、どうしてもこの状態を楽しんでしまう。
もうひとつ感じることがある。
このような状態はたとえば、表面的には一方で私やこの国の環境であるが、もう一方では派遣者自身の問題であると思っている。
許可が取れないというのは、天が彼らにその許可を出していないと見ることもできる。
彼らの心が、まだまだ自分の中にのみ留まっていて、この国の人たちのためにという思いが不足している。天を説得するにはその両方がいる。自分の幸せと他人の幸せ。その両方が満たされたとき天運が味方する。