まじめにやる
2006年 04月 07日
とにかくまじめにやる。
それが大切だと思っている。
ここに来る多くの若い世代は、日頃お世辞にも緊張をする生活を送っているとは思えない。会ってみても、溢れ来る緊張感が伝わってこない。それが、すなわち日本という国の、生き写しだと思う。若者はその国の鏡である。
だれた生活からは、人の心を打つようなものは生まれにくい。
一見だれているように見えても、研ぎ澄まされた感性を宿していないとダメだ。
若いうちはゆるみという状態から鋭さを生み出すことはできない。
歳を重ね、経験を重ねることによってこのゆるみが、所謂、ためになりより大きな鋭さを生み出す。
だから若いうちはとにかくまじめに、直線的に生きてみることが大切だと思う。
時期が来れば、やがて生き方が弧を描けるようになり、人としてのうまみが出てくる。
私は今でも直線的に行き過ぎて、人から疎まれることが多い。
まだまだ、未熟なのだと思う。
若い人は私よりもっと直線的な生き方をしてもらいたい、と思っている。
あっという間に10年くらいは過ぎていく。