歩くーその3
2006年 03月 31日
どうしてマザーテレサが多くの人の心を打ったのかを考えてみる。
彼女がしたことは、莫大な規模でもなければ、多くの人の命を救ったわけでもない。
むしろ近い将来、死に行く人たちを見送っただけではないのか。
しかし、彼女の人生は豊かだった。と私は推測している。
彼女の生き方は、効率論からは大きく逸脱している。
人の人生は本来、効率論では矛盾を起こす。
だから、私のしている活動は国際協力や国際医療という分野の範疇には入らないといってくれる人もいる。それが心地よい。
私はむしろもっと、精神的な活動だと思っている。
ここに来る人たちにもある意味、それを私は強要している。
型に当てはめるのは、またすごく価値あることだと思う。
窮屈な環境があって初めて、人は真の自由を認識できる。