今日は4月1日。エイプリルフールなので珍しく未来予想などしてみたいと思う。どうせエイプリルフールだから、ハズレたら「あれは冗談でしょう!」と、将来言い訳しようと思っている。
世界には文明のスライドを唱える人々がいる。数百年毎に東洋から西洋へと振り子の様に文明の中心が移るという仮説だ。
これは過去そのように移ってきたとまあ、半ば強引にそのように理屈を付けしてきた仮説なのだが。
”15世紀頃から始まったヨーロッパ文明の世界制圧の歴史は、今回のコロナウイルスで終わると思う”というのが私の仮説になる。
第一次世界大戦、第二次世界大戦で本来はそれは終わるはずだったと思う。
正確には第0次世界大戦、すなわち日露戦争から始まったヨーロッパ文明制圧の終焉は、これでほぼ確定される。
本来は第一次・第二次世界大戦で終わるはずだったヨーロッパ文明は、アメリカ大陸を発見し、北アメリカ大陸には主にイギリス・フランスが、南アメリカ大陸には主にスペイン・ポルトガルが文明を移植した。第二次世界大戦後は、特にアメリカ大陸に文明や力の中心がシフトし、あれから75年、正確には約100年程度、その制圧の延命がはかられたと理解してる。
個人的には第三次世界大戦が起こりそれが終焉するかもと思っていたけど、人類は少しは利口になってそれが起こらなかった。しかし、「文明がスライドする」という大きなシフトが起こることには変わりなく、それがウイルス感染によって引き起こされることになったのだ。
その文明シフトの観点から予測すると、今後、このウイルス感染の予想はヨーロッパ大陸やアメリカ大陸では更に酷くなるが、次の文明拠点のアジアではそれほど酷い状況にはならないのではないかと思っている。
慌てふためくヨーロッパやアメリカをこれから世界は目撃するだろう。そしてヨーロッパは酷く衰退するのではないかと、ちょっと心配してるのだ。それに比べてある程度上手くこのウイルス感染をコントロールできたアジア諸国は自信を深めこれからその文明をかつての様に高めていく。
日本はどうだろうか?
その観点からいうと、日本の役目はほぼ終わっているから。
日本がアジアで1番初めに発展したことも、日本がたった一国で世界を相手に戦った第二次世界大戦の結果、アジア諸国やアフリカ諸国が独立して今日の国際状況を作ったことも、全て含めてほぼ役割は終えてる感じがするのだ。
パナソニック創業者の松下幸之助翁は「文明発展は時計回りにしか回らない。なぜだかは分からないが、そうなっているのや!」と言ったらしいが、多分、本格的にアメリカ大陸からアジア大陸へとそれが来たと思っている。
日本が唯一、ある程度の発展した場所として生き残るためには、少子化を克服することが必要になると思っている。ただ、今の日本政府の場当たり的なやり方ではほとんど効果は出ないと思う。
では、お前に代案あるのか? と問われれば、一応はある。
キーワードは、中央集権体制の破壊。
昭和の初めに戦時体制として作られた東京集中の中央集権化を破壊すれば、自然に少子化は終わると思う。
衆議院は東京、参議院は大阪に移す。各省庁はそれぞれ各都道府県に移し、道州制を加速させる。そして今回のウイルス感染はリモートワークを加速させ、地方企業にまたとないチャンスを生みだし、首都圏という企業立地の価値を著しく低下させることになる。
東京圏に3500万人以上住まわせ、かつてないほど劣悪な通勤を若い男女共にさせ、更に経済的にも圧迫して、どうして子どもを何人も産めようか!
地方分権・分散を進め、小さな政府に向かっていかないと少子化は止むことはないと思う。そう考えると、少子化のそれは全て政治の責任なのだと思う。
これを政治が達成できれば日本は残り、できなければヨーロッパの後を追って衰退していくと思う。
そして衰退が加速すると日本からアジア諸国への移住や人口分散が加速して起こると思う。
エイプリルフールだからね。
全部、私の勘違いかもしれない。