ルーチンワーク
2015年 02月 16日
日日の細かいルーチンワークを大切にすることを現場ではよくスタッフたちに言っている。
ルーチンワークは日日の土台を作り、その土台の上にあらゆる成果をのっけいていく事になる。
土台がよく崩れていたり、形が変わってしまうと成果が積みあがらない。
朝起きたら歯を磨く、顔を洗う、宿題をする、ご飯を食べる、、、、。
こういうものがあなたのルーチンワークならこれらをきっちりやることをお勧めする。
週に一回、あるいは月に一回これをする、あれをする、年に数回これをするあれをする。
これもルーチンワークならばそれも忘れずにしなければならない。
これらができていないで新しい試みやチャレンジ、改善などしても成果など目減りするばかりだ。
人は大きな成果ばかりに目を奪われ、小さな積み重ねが大きな成果につながっていることを忘れがち。
私たちの体がひとつひとつの細胞から出来上がっていることを意識して生きるのと同じ。
これを忘れているとある日ある時、大きな落とし穴に陥ることもある。
たとえば、大病を患う。それをいきなり病気になったような錯覚に陥る。
しかし、人間の体とていきなり大きな病気発生しない。体の中で少しづつ病気が進行していく。
この進行の具合を、いつ感じることができるのかといくことになる。
早ければ早いほど、命への影響は少なくなる。
人生というのはリズムが大切だから、このリズムを取るというのも日日のルーチンワークにかかっている。
私たちが日日生きていく中で、自分の中から外界へ表出されるあらゆる事柄は、自身の感度さえよければある程度自分で感じたり気づいたたりできるのではないかと私は思っている。
それを具体的には、こういう感じであるとか、どこが悪いとか、そういうことはできないかもしれないが、違和感としては感じることができるのではないか。
その違和感というのは、いわゆる自身の安定するリズムの乱れ、リズムからの乖離ではないのか。
日日のルーチンワークをしっかり確立して、自身のリズムを知ることは必要だ。
心地いいリズム、安定的なリズム、狂いはじめのリズム、大きく逸脱する直前のリズム、、。
そういえば昔々、今から40年前。私は人間には個々人のバイリズムといういうものがあることを知った。
それがどれほど正しいのかはわからないが、自分のリズムは必ずあると思う。なんせ人間の細胞も振動しているのだから。
大きな個人のバイオリズムは運命みたいなものかもしれないから変えようはない。
しかし、リズムを知れば、人生のパターンみたいなものは知ることはできる。
人間はそのパターンから逃げることはできないが、それを知れば、準備はできる。
人間が弱いのは、不意打ちに弱いのだ。
不意打ちでなければ、構えや防御をとれれば、ある程度の衝撃は緩和される。
だからどうせ避けることができない不運のリズムも、そのパターンを知っているかどうかによって、不意打ちにもなるし、そうならせないこともできる。
大きなリズムの変化は小さなリズムの乱れから予測する。
特に大きく逸脱する直前のタイミングを知れば、準備に入れる。
日日のルーチンワークはそのすべての源になる。
まずはそれをしっかりとやることだ。
日日のいいいい加減さが、未来の大失敗の主因となる。