学校教育は本当に役に立った??
2014年 12月 24日
吉田松陰は講孟箚記のなかで、勉学というのは官職を得るためにやるべきではなく、おおよそ人の道として学ぶべしと言っている。
先日の学校教育は必要かという記事が転載され、おおよそ批判的なコメントが寄せられていたが、それでも私の意見は変らない。
小学校・中学校までの教育はまだしも、高校教育は今の形で全ての人には必要ないと考える。
自分は役に立ったという人はいるかもしれないが、10%くらいの人にしか直接は役に立っていないと思う。
何度もいうが、直接、役に立っていないということ。
そもそも、、何で学校で勉強するんですか?
何で塾に通わせるんですか??
学生に聞いてみてほしい。
松蔭のように、人として必要だからという子どもがどのくらいいますか??
松蔭が嘆いたように、いい学校に入るため、いい就職をするため、いい会社に入るため。
そう応える子どもが多いでしょ。
根本がおかしくない?
それって手段じゃん。
もっと勉強しておけばよかったという人の本意は何ですか?
人として、それが大切だからですか?それとももっといい学校へ入るためですか?
本当に大切で役に立ったという、あるいは役にたつというならば、なぜ今からでもはじめないのですか?
なぜ、役に立つことを分かっていながら今も継続していないのですか??
大人たちがそんな調子だから、子どもたちに見透かされているんだと思う。
それを役立てているような大人の数が少なすぎて、自分には関係ないと思われている。
本当は役に立っていないでしょ!って。
私は役に立ちますかと聞かれて、ほとんど直接には役に立ちませんと答えたけど、勉強しないでいいとはいっていないんだよね。
今ある教育の形が、正しいなんて思っていること自体が違和感を感じるわけで。
学校で学べないような大切な事柄はいくらでも外で学べるし、学びたくもない、携帯したり、寝ていたり、ゲームしたりしているような子どもをどうするのっていう話で。そんな子どもを中高大合わせて10年も机の前に座らせますか??っていう話ですよ。
そんなことに10年も使ってるくらいであればもっと違う形の教育方法を考えたほうがいいと思う。
ほとんどの人が平方根とか素数とか知って、自分の人生が豊かになるかな?
小中の教育のうちに勉強に興味があるのか、数学に興味があるのか、歴史に興味があるのか見極めて、あれば続けてやればいいし、嫌ならばやめるという選択肢も与えるべきで、その代わりになにをするかという選択しだけど。
人生は無駄なことはないから、そりゃ今の教育でも何がしかの学びはあるけど、それを別に今の教育の内容に全ての人が一律に求めなくてもいいのじゃない。
そういう学びは違う形で得ることはできないのかな??
数学に少しは興味ある人間は、それをやり続けれる環境は大切だけども。
ホント多くの人は、研究者になるわけでも、大企業に勤めるわけでもない。
主婦であったり、レジを打っていたり、町工場で働いていたり。
そんなに高等の学問を、無理やり詰め込む必要あるかな。
ちなみに大学入試をこの世から消してみたらいい。
どのくらいの子どもたちが本気で今ほどに勉強し、その親がどのくらい子どもの教育に投資するか?
本当に大切だと思っているんだったら、大人たちが説得し、今と同じだけ子どもにお金を使い塾に通わせてみるかな?
教師たちも気の毒に思う。
受験のための教育だと思えば、そりゃ力は入らないわ、、。
化学元素記号全て忘れたな。
数学のsin/cosってあったな、、。
ドップラー効果ってあったな。
政経や倫理やったな、ほとんど忘れたけど。
信長が楽市楽座を始めたな。中身忘れたけど。
でも、まあ、いいか。
ウキペディア(Wikipedia)みれば書いてあるから。
数秒で分かるからね。