特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

チャンスを生かす

チャンスを生かす

 今日も大阪の中学・高校生相手に講演をしたんだけど、 
私がいつも厄介だと思うのは学校での講演会。
 特に中学・高校はいつも厄介だと感じる。

 理由は明白で、自らの意思で聞きに行く普通の講演会とは違い、半強制的に椅子に座らされ聞かされる。
 今時の学生は与えられることになれていて、与えられるのが当たり前で、しかも受け取りたがらないからだ。
 子どもたちは、おそらくお腹一杯なのだと思う。
 生まれたときから親や世の中が至れり尽くせりで、そんなお腹一杯の子供たちに、何かを食べさせようとしても、食べようとしないし、食べてもおいしくない。

 だけど大人たち、教師たちは、子どもたちの将来のためにそれを食べておけという。

 ここで白羽の矢が運悪く私にたち、講演会で話すことになる。

 どこの大学の授業でも同じなのかもしれないが、全く世の中や異性のこと以外に興味を示さない人たちもいる。だから、寝ていたり、別のことをしていたりする学生も多い。

 これいつも言うんだけど、はっきり言って、私は聞いていなくても寝ていてもどうでもいい。
 聞きたくない人は聞かなくてもいいと、本気で思う。

 だから若い頃から人生に冷めてそこで寝ていろ!と思っている。
 どうせ自分がやってしまった責任は自分でとらされることになる。
 いい出会いや経験を拒否しておいて、まさか将来、自分がほしいときだけそれが訪れると思っているわけはないだろう??
 神様がそんな人間にいい出会いをくれると思う?

 しかしながらいつも思うのは、だからといって、別の場所に行けばいつもいつも自分の都合のいい場所や時間があるわけではないということだ。
 どこに行っても、目の前にある時間こそが、自分の人生であり、かけがえのない自分の時間なのだ。

 2時間そこにいやいや存在しているだけで、2時間自分の人生を失ったことになる。
 おめでとう!
 時間は何よりも大切だとやがて分かることだろう。

 人生とはこういう時間の連続でしかない。
 
 1000メートルの山に登ると考えてほしい。
 同じ1000メートルの山を登るのに、誰かに無理やり登らされてみてほしい。
 おそらく彼方は、登り続けている間中、その人間を恨み、文句をいい、景色なんぞ目に入らず、鳥のさえずりも、川のせせらぎも、心地よい風ですら、感じることができないだろう、きっと。

 でも、その1000メートルは絶対にあなたの義務なのだ。
 嫌でも登らないといけない。
 だったら、人に登らされず、自らの意思で登り始めることだ。
 自らの意思で登れば、誰も恨まず、文句も言わず、景色を楽しみ、風を感じることもできる。

 どちらを選ぶかはあなた次第だ。

 講演会の時間だって、同じなんだ。
 どうせ2時間以上、そこに座ってないといけない。
 だったら聞かされるのではなく、聞くのだ。
 自らの意思で、聞こうとするのだ。
 そういう時間を過ごすことを、時間を大切にするという。

 人生はこの連続だから。

 冷めた生き方の人間に自らの人生は微笑んではくれない。
 あなたたちがその冷めた目で見ているその景色は、あなたの人生そのものだと気付くことだ。
 他人を冷めた目で見ているのではない、見えているのは自分の人生そのものなのだと自覚することだ。

 私が小学校の6年の頃,音楽の授業で、打楽器の指導があった。
全員が椅子に座り取り囲む輪の中で、誰かが代表で弾いていた。
 教師が注意し指導する。このように叩き、このように弾くのだと。
 そのとき、数人が席を立ちそばにより、それをみていた。
 私を含め多くの生徒は席に座ったまま、遠くからその景色を眺めていた。
 その時、教師がこう言ったのだ。
 そこに座って眺めている人間は、絶対に上手くなどならない!

 何でも冷めて眺めてはいけない。反発してもいい。しかし冷めてはいけない。
 自分から関わるのだ。
 自分の人生に自分から関わるのだ。

 自分の人生はどこにある?

 人生とはあなたの今、目の前にあるそれのことだ。
 
by japanheart | 2014-12-10 02:10 | 講演会 | Comments(0)