力を抜いてね
私は今まで少し力んでいたような気がする。
エネルギーもあったし、欲もあったし、見栄もあったし、意地もあった。
しかしながら私の人生には幼い頃より、なぜか厭世観があって、もう一人の自分がなぜかいつも忠告してくる。
「そんなに組織を大きくすることは意味あるの?」
「そんなにお金を稼いででどうする?」
「そんなに名前を知ってもらって何がうれしいのだ?」
いつもいいところになると、この忠告というか警告というか、内部の声に私は何がしかに理由をつけて応えねばならなかった。
そして、その応えた結果が、現在の有り方の質の上昇を結果的に生み出してきた感がある。
それはそれで自己を見つめる作業であったし、大いに意味があった。
でも最近は、人生もっと力を抜いてみたら、どうなるのだろうと思うようになった。
きっと全て最終的には上手くいく様な気がするが、なかなか勇気もいることだ。
そう悩み考えているうちに、やっぱし今後、自分のやるべき大きな仕事は教育じゃないかと思い出した。
単に、医者を教育するとか医療者をというだけでなく、大きく日本の若者や子どもたち、そしてその向こうのアジアの若者たちに、何か人として大切なことを伝えていくことなんじゃないかと。
彼らががんばってくれれば、私が成し遂げた仕事の数万倍の成果をこの世に提供してくれる。
幸いに、医療を私の代わりにやってくれる人たちがかなり多く活動を助けてくれるようになった。
だったら、やっぱりここからは人間教育でしょ!
ということで、今後また何かいいアイデアを考えて発信するつもり。