我が家のルール
2013年 08月 23日
この度、我が家にルールを設けることにした。
もちろん子どもたちが守るべきルール。
もともと我が家は、私が不在が多く女性たちによって子どもたちがほとんど育てられてきた。
そのため、非常に子どもたちは上手く女性と付き合う術を心得ている。
甘え上手で、ごね上手。
必ず最後は、勝利している。
このことを常々、私は苦々しく思ってきた。
しかしながら、彼らもなかなかで、私がいるときには非常にいい子どもを演じている。
時に尻尾を出して私に怒られるが、なかなか尻尾を出さない。
それでも子どもの性格によっては上手く人生を乗り切っていきそうな長男と、たぶん大きなリスクを負いそうな次男。
今回日本に帰国し、新しい学校に通うことになったが、長男は合格通知をもらったものの、次男は上手くいかない。何とか会議を開いてもらい合格したらしい。長男とあわせ技で。
教師たちは何を不安に感じたのだろうか?
次男は、時に父親を求める傾向が強い。
これは彼が、父性というものを、必要としているからに違いない。
父性とは、秩序であり、ルールであり、力であり、安定であり、時に強制である。
このような種類のものを次男は求めているに違いない。
もともと長男よりエネルギーレベルが高く、いつもその処理を上手くできない次男はさまざまな問題を周辺と起こす傾向が強い。
これが、高学年や中学生になったときに上手く誰もコントロールできなければ、周辺に悪影響を及ぼすことは目に見えている。
おそらく、教師たちの一部は、これを感じたと思う。
しかし、私はこの子と上手く付き合っていく自信がある。
この有り余るエネルギーを上手く誘導してやれば、さぞかし景色のいい時間をすごすことになるだろう。
失敗すれば誰もが地獄の時間に変わるかもしれない。
そこで、子どもたちに父性の一部を流し込んでいくことにした。
これがしっかりできれば、必ず上手くいく。
甘やかしは禁物だ。
人間には勉強よりも大切なことがある。
正確には、勉強の前に習得しておかねばならないことがあるということだ。
今回、私が子どもたちに宣言したルールを少し書いてみよう。
1.朝起きたら「おはよう!」とあいさつをする。
2.ご飯はのこさず食べる。
3.食器は、流し台まで持っていく。
4.いってきますと元気にいう。
5.くつは、ちゃんとそろえる。
6.使ったものは元の場所に戻す。
7.便所掃除を毎日順番にする。
8.宿題はすぐにする。
9.ご飯の後は歯をを磨く。
10.
20.呼ばれたらいつも、「はい!!」と元気に返事する。
とまあ、ざっと20個程度のルールを決めた。
こんな当たり前のことができれば、子どもはちゃんと育つ。
当たり前のことを当たり前にしていないから、おかしくなっていく。
夜更かしさせたり、間食をひどくさせたり、問題は親にある。
親が、ルーズだから子どもがルーズになる。
親がサボっているから、子どももサボる。
小さいうちから、親の背中を見て生きてきたのだから、そうなるに決まっている。
子どものやりたいようにさせることは自由でもなんでもない。
社会でも好き勝手にやったら、捕まるのと同じだ。
好き勝手にやることは、他人の自由を侵害するからだ。
これらのルールを定め、これを守らせていくのが父性だと思う。
力ずくで、従わせずに、繰り返し我が身で示しながら、繰り返し、繰り返しやっていくつもりにしている。
我が家の子どもたちの才能を目覚めさせるために、今からいくつかのことを考えているが、いいタイミングで繰り出していきたいと思う。
子どものエネルギーを少しも目減りさせたり、失わせてはいけない。
このやり方は、国際看護長期研修でも取り入れていく。
もちろんもっと複雑に、もっと体系的にやっていく。
いい人間が、いい医療ができる。
特に看護の分野はそれが顕著だと思うから。
まずは、立派な人間をつくりたいと考えている。