特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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発信する男になる

発信する男になる

 今日、活動地サガインからヤンゴンへ。
 まったく浦島状態で、世界中の情報網から取り残され感がある。
 ミャンマーのド田舎で、川風に吹かれながら過ごしていると、それはそれなりには気持ちいい。

 私が発信する男になってから、もうどれくらい時間が過ぎたろう?
 発信するというのは、まあそれぞれに目的があってやっていると思う。
 現在はさまざまな、発信ソースがあって、世の中の人たちと少なからず繋がることはできる。

 私の場合は、どうしても伝えたい衝動っていうのがあって、ブログを書いたり、書籍を出したりしている側面が強い。
 私の映像や書籍を見て、前に進んでくれた人たちもきっと多いと信じている。
 一方、まあ、明るさあれば暗闇ありのごとく、批判をする人たちもいる。
 いちいち気にしていられないので、無視しているが、他人を批判するのは結構、簡単。
 神様だって、よく批判されているのだから無理もない。
 あなたも一度くらい、「神様、何でこんな目にあわせるんですか!」っていったことあるかもしれない。

 文字は所詮文字だから、というと語弊があるが、まあ100%正確にはニュアンスは伝わらない。
 書籍は、それの著者以外に、その編集者の意図というか、思いというか、癖も反映される。
 これほど、本が売れない時代には、あえて挑戦的な表現や文体を使う編集者も多いので、なおさら、意味合いにずれが生じる。
 まあ、仕方ないが。

 しかし、結果的には、発信する男でありたい続けたいと思っている。
 私の場合、発信するという行為には、影の部分よりも明らかに光の部分が多いと感じるからだ。
 多くの人に自分の得た知恵を使ってもらいたい。
 たとえば、”理性の声を聞く前に、動け!”っていう言葉もそう。
 こんな感覚は、皆感じているはずだが、多くの人は、これを言語化できない。
 だけども、それを聞いてはっ!とするのは、皆の中に同じ感覚があるからだ
 こんなもの、私だけの専売特許であるはずがない。

 でも本当の、私の感覚を理解してもらうとなると、やはり私と同じ境遇・状況にいてもらえると、ぴんとくると思う。

 私の本を読んで、例えば、ボランティア賛美だとか、自分のためにこそやっている(と私は常々、言っている)ことは、ちょっとな??ていう人たちもいるから。

 そういえば、私はボランティアっていう、表現は自分には使わない。
 私の中でのボランティアっていう人たちは、あくまでも余力を使ってやっている人たちを指す。
 私は、全身全霊で向かい合っているので、この仕事は、私のミッション、すなわち天職だと感じている。
 
 私は現地に入ると、1週間でも2週間でも、固形物は取らない。
 水分のみで過ごす。塩分も取らない。(かつては水だけのんでいたが、周りが結構白けていたので、最近は日に2度、紅茶を飲む。時々さし入れられたコーラも飲むこともある)
 その間にも、手術は普通にする。寝るのはいつも明け方になる。
 このような境遇を、一緒に過ごしてもらえれば、きっと私の言わんとすることが、狂いなく感覚として瞬時に伝わると思う。

 しかしながら、
発信する男になる_e0046467_1384219.jpg
日本でだれた生活をしている人には、うまく伝わらないかもしれない。
 
 



 
 
by japanheart | 2012-11-26 01:39 | 基本