人生:五輪の書
2012年 11月 11日
かつて剣豪 宮本武蔵は死に近き時期に、洞窟に籠り自己の剣術・人生の集大成の書を書き上げた。
いわゆる「五輪の書」のことである。
人生生きていれば良いことも悪いこともある。
時に自分の存在を消滅させたくなるほどのつらい目にもあう。
私はいつも自分の子どもにはどんなときも人生を生き抜いていける知恵を与えたいと思っている。
決して楽して生きろと言うつもりはないが、どんな過酷な状況をも生き抜き、子々孫々まで、私の遺伝子を伝えていってもらわねばならない。
今後、何百年も私の子孫が生き抜けるような家伝を、内々に書き上げようと思っていた。
そしてそれを静かに残して逝きたいと思っていた。
構想としては、上下の2巻にし、子どもにも直感的にわかりやすく、そして親が見てもその深い意味をすぐに察知できるほどのものにしたいと思っていた。
あまり早く書くと、武蔵のごとく死んでしまうかもしれないので、まあ慌てずという感じで将来書いていきたいと思っていた。
しかし、、、。
先日、ある出版社の人と話していて、こんな話をしたらぜひ今の日本の子どもたちの状況に少しでも光をということで、もしかしたら人生:五輪の書を出版するかもしれない。
本当は、吉岡家の秘密の家伝にしたかったんだけど、仕方ないから上の巻は世の中に公開することにした。
例えば、こんな感じ。
「時間を味方にせよ!」
「自分より明らかに強い相手には、立ち向かわず、一旦、逃げよ」
そして
「自らの中の戦いの時間を、引き延ばせ」
「1年、2年、そして10年以上の戦い期間に引き伸ばせ」
「やがて時がわが方に傾いたとき、一気に攻める」
「10年、20年、30年静かに勝機を伺う」
説明:あなたの子どもが学校でいじめられていたとしよう。
あなたは言うだろう。「がんばって学校に行け」「話し合え」そして「がんばれ、がんばれ」と。
しかし私なら、子どもに、聞くだろう。「どのくらいの力の差を感じるかと」
そしてこうアドバイスする。
「引っ越そう(逃げよ!)」と。
「しかし、あと20年たったときには必ずや形勢を逆転させるのだ」と。
もし男の子で、明らかに力や体の大きさに差があれば、逃げたほうがいい。
精神的に追い込まれているなら、避けるか逃げるほうがいい。
10年もすれば体の大きさも大小入れ替わる可能性がある。
もっと強い友人たちができるかもしれない。
20を過ぎれば、経済的な状況も力のひとつになってくるし、30を過ぎれば強さそのものの概念すら変化する。
強さとは、人間力だ、サバイバルする力だとも認識もできるようになる。
10歳のときに戦ったら、木っ端微塵であったかもしれないが、勝負を捨てなければ、30になれば立場は確実に逆転する。すごい強さを持った人間になるんだといつも意識してこの20年過ごしてきたからね。
相手とのあまりの差に、勝負すべき相手とも思わなくなる。
だから今、無理に戦わなくてもいい。
戦いたいなら、本気でやらずに軽く戦って軽く負けておけ。
いちかばちかの勝負など人生1度あるかないか。何回もするやつは馬鹿だ。
時間を自己の中で引き延ばせ。

ってな感じかな。こういう知恵が集まった本にする。






