面白き事なき世を(に)面白く、
2012年 10月 18日
幕末の勤皇の徒、高杉晋作の辞世の句。
最近の私の心の声、「面白くない!」。
人生というのはなんと面白くないのだろうか?
毎日、充実して生きるなどというのは幻想に過ぎない。
もしそういう時間を過ごせる人間がいるとしたら、それは死期が迫っている人間しかない。
どんなに有名になっても、どんなに世間に絶賛されても、どんなに贅沢な生活をしても、多分。
この面白き事なきという世界観からは抜け出ることはできない。
時折、風邪を引いたようにそれから抜け出ることはあるが、やはり人間そこに戻る。
面白きなき世に、逆戻り。
こんな自分でも、結構、いろいろ挑戦しているが、それでも面白くない。
たくさん手術をして、たくさんの人たちに喜んでもらっているかもしれないが、面白くない。
なんと人の世は面白くないのだろうか、、。
じゃ、どうすりゃいいんだ??
そういえば昨日、ヤンゴンからの帰りの飛行機の中で、日本の企業のトップのおじいちゃん?たちや政治家が何人か乗っていたが、彼らは、とても傍目から見ても、面白く残り少ない時間を生きているようにも見えなかったが。
あの人たちあれで幸せなのかね???
だからね、、、
高杉の気持ちがわかるのよ。
あの時代だから面白くなかったわけではないって事が。
いつの時代でも、この無常観は人間にはあって、どんな状況を生きてもそれがあって、他人がどう思おうとそれがあって、そこから人は抜け出れないんじゃないかと。
だからせめて、高杉がいったように、どうせ人間の人生は面白くないんだから、面白くやってみようぜ!
って話で、いろいろめちゃくちゃに爆裂させて、ど後悔して、世間を騒がして生きてみたいでしょ?
小さくまとまっても、面白くない!からね。
奇兵隊を作って、世の中ひっくり返して見せて、それでも面白くないだって。
今の政治家なんて、さぞかし面白くないことだろうね、小さな献金の話や、女性関係の話や、言葉遣いの話で、たくさんの時間を使っているからね。
で、何が言いたいかというと、
「面白きなき世を(に)面白く、、、、、、、、、。」
この下の句を、みんなに作ってほしいわけ。
私なら、さしずめ、こうかな。
「面白きなき世を(に)面白く、我斃るるとも前に進みて、切って切ってきりまくれ!」
お前ら、そんな人生でいいのかと、齢30で斃れた