ボランティア資格
2012年 10月 05日
最近、子どもたちの保護施設「ドリームトレイン」にたくさんのボランティアがやってくるようになった。
それはそれでありがたいこと。
子どもたちも150名を超え、今後200名に近づいていくことだろう。
この施設に、関わってもらうためには、事務局に連絡し、現地と調整しつつ、数日滞在してボランティアしてもらうことになる。
このような活動に、協力してもらうには私個人としてもある程度知っておいてもらいたいことがある。
確かに子どもたちはかわいいし、親元を離れたり、死に別れたりでかわいそうではあるが、これらの運命を彼らも受け入れているからこそ、そこに今いる。
この子どもたちが、かわいそうだとか、ただそういう理由だけではなくて、しっかりと彼らのバックグラウンドを理解し、彼らに接してもらえる人を望んでいる。
今回から、ジャパンハートの施設で働くための「ボランティア資格」を発行することにした。
この資格を持っている人は、いつでもドリームトレインで子どもたちに関わってもらえる。
短期滞在が原則の施設ボランティアも、長期の滞在も認める方針にしている。
資格取得のための基準は2つ。
① ドリームトレインで留まり、1週間ほどボランティア活動に従事すること。
② 子どもたちがどのような環境で生まれ、育ち、そしてどのような厳しい現実を背負っているかを理解するために、ミャンマー・タイの国境地帯にスタッフとともに赴き、見学すること。
別に国境だからといって、何も危険があるわけではないが、飛行機に乗る時間が長くなることと、お金が少しかかるだけ。
先日ミャンマーに来ていた、女優の戸田恵梨香さんも同じように国境に入っていたので、必要以上の危険なんてあるわけないでしょう。
しかし、最近、アジアというのは近くなったと思う。
格安航空会社も飛び始め、5万もあれば往復可能になった。
日本国内を旅行するより圧倒的に安い。
相変わらず日本国内に意識を閉じ込めらている人たちが多いが、絶対に時代に取り残されるから。
もういい加減、若い世代は目を覚まさないのかな??
日本の人口は減り、国力は衰退していく傾向がある中で、少ないパイを奪い合って生きていくことになる。
それを見ていると、私が子どものころ、開発で自然が少なくなっていき、だんだんと追い詰められ少ない緑の中に押し込められて、奪い合いやがていなくなってしまった動物たちを思い出す。
ミャンマーなんて、近所みたいなもんだろう?
私にとっては、沖縄もミャンマーも行くのに、あまり差を感じないけど。