特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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「執念」という感覚

「執念」という感覚


 「執念」なんていうと、おぞましいい感じがするこの時代。
 先日、山本寛斎さんと2時間くらいお話したときに、あるビデオの中で彼が言っていた言葉だった。

 それは、寛斎さんはロンドン・ニューヨークで開花したとそのビデオの中では説明されていたが、唯一、後悔している時代があるらしかった。
 それがパリ時代。

 その時代に自分に足りなかった物は、何かと?
 あの時代自分が上手くいかなかったのは、自分には「執念」がなかったからだと、インタビューに答えていた。

 この言葉が,その日の私に一番響いた言葉だった。
 一番響いた言葉は,多分、私に一番必要な言葉。
 まさに、万象を師とすると決めている私にとっては,天の声ということになる。

 「執念」という、おおよそスマートとはほど遠い感覚。
 しかし、想いが「執念」まで高まらないと,ことは成らないのかも知れない。

 私は、この感覚をしばし頼りに物事を進めたい。
 執念を持つには、絶対的に自分のやろうとしていう事柄に信頼がなくてはならない。
 まず、これを持てるかどうか?
 なぜ、自分がその行動を取るのか?
 それをすれば何が起こり,どういう風に自分自身が納得できるのか?
 とことん、思い考えなくてはならないだろう。
 しかしながら、多分、執念を形にするその過程で,きっとそのことは答えが出るのだろう。
 
 しかし、つくづく、「執念」という言葉には、いい響きがある。
by japanheart | 2012-08-16 23:28 | 基本