ぶれないこころ
2010年 10月 28日
最近、特に薄氷を踏む思いで、前に進んでいる。
リスクのあるプロジェクトやリスクのある組織運営などをやっている状況にある。
昨日も、恩師にあって当たり前の、大切なことを言われた。
ジャパンハートを私が始めたとき、多分上手くいかないと思っていたと思う。
ずいぶん無謀な試みを始めたものだと。
しかし、何とかここまでやってきて、何とか少しずつ組織も大きくなり、これからも大きくなっていきそうな予感を感じてもらっている。
しかしながら、なんでジャパンハートを始めたのかをいつも自問しなければならない。
当初の目的や志を失っている組織が多い中、あるいは目的が既に、組織の生き残りのためにこそ活動をしている団体を見るにつけ、それでいいのかと思っているのだ。
何のためにこの活動をするのか?
何のために組織があるのか?
手段と目的がいつしか入れ替わってしまう。
だから、もう一度、否、何度でも足下を見たい。
ゆっくり確かに、と反芻したい。
いくつも何度もアドバイス頂いた。
あまりリスクのあることはするな。
今までの活動だけでいいではないか。
組織を大きくする必要はあるのか。
しかし、私は私なりの思いとビジョンがある。
自分のこころから正しいと信じることをできないくらいなら、何もしない方がましだ。
私は知行合一を元とする人間だが、それができないくらいなら、僧侶のように祈りの力で世の中を癒しすしかないではないか。
こころから思うのは、人間、生きて、そして死んでゆくだけだから、
せめて一刹那の生、思いのままに生きてゆきたい。