やってみるか、甲状腺ガンーその2
2010年 09月 17日
しかし、しかし。
どうも私のこころがすっきりしない。
頭と体、こころと理性がかい離する。
こんな時は、いつも何か間違っている。今までの人生そうだったということが多い。
そりゃ、そうだよなと思う。
親にとっては、その子どものことだけが、子どもの笑顔だけが全てだから、理屈などどうでもいい。
理屈は他人だから言えることなのよね。
そこで、ちょっと待てよと、こころの声がした。
甲状腺ガンは、特にこの子のタイプのやつは、結構予後がいい。薬も効く。放射線治療も何とかなりそう。
経過もやり方も、普通のがんと違って特殊。
しかも、手術は自分でできる。しかも現地でできる。
お金あまりかからないかも。
何とかなるかも。
そう思い立ったら、既にこころは治療へとワープした。
よし!日本人でこの子のために、手術チームを編成しよう。
それで現地に乗り込んで、手術をやってしまおう!
よし!薬剤や放射線を使う治療は、何とか日本で探してみよう。
もちろん安くしてもらおう。
カンボジアのための日本人スタッフに、助けるためにチャレンジする?と聞いたら、
YES!!
じゃ、やるしかない。
こころの声は、天の声。
助かる助からない。
結果は神のみぞ知る。
途中挫折も十分あり得る。
しかし、やってみる。
母親の胸の内を聞いてしまったからね。
この子どもの、こころから笑う笑顔を目撃してしまったから。
私の理性が、揺らいでいる。
12月、手術決行!
みんな、準備進めよ。