3人の患者たち
2010年 09月 05日
3人の患者の死を見送らねばならなかった。
悲しい現実がある。
一人は先日紹介した腸が二重になった子ども。まだ11歳だった。
もう一人は51歳の女性で心不全。たぶん重症の弁膜症という心臓の病気。
そしてもう一人は、20歳の女の人。腎不全だった。
多分、先進的な医療があればみな助かったのだろう。
どこまでの医療をやるのか、やれるのか。
あまりに現地にかい離した先進的な医療を継続的にすれば、周りの医療者たちから厳しい攻撃を受けるだろう。
彼らは死すれば運命だと自分たちでそう言い聞かせる。
次は元気に生まれ変わってくると信じる。
それがせめてもの我々の救いになっている。
否、我々も救われている。