副作用の法則
2010年 06月 29日
薬剤には、知っての通り、「主作用」と「副作用」がある。
痛み止めの薬を飲むとき、痛みが止まるという働きが、主作用。
胃が痛くなったり、じんま疹が出たりというのが副作用。
人生ではこの副作用がきわめて重要になる。
最近、このことに気づいて、にんまりしている。
もう少し詳しく。
たとえば、医者になりたいと行って、勉強をはじめ、大学に合格し、国家試験に合格し晴れて医者になったというのが、主作用(主目的)。
その課程で、勤勉さや忍耐を身につけたり、大学でいい友達や恋人ができたり、将来の妻に出合ったり、クラブ活動でいい経験を持てたりというのが副作用(非主目的)。
こういうことになる。
さて人生でどっちが重要??
答えは、ケース・バイ・ケース。時に収穫は副作用の方が遙かに大きい。
だから、失敗しても、まずチャレンジしてみる価値がある。
何せ、人生におけるこの副作用の法則に気づけば、やらない手はない。
時に、目的は達成できないこともある。全線全勝の人生はあり得ないから、多くは失敗や徒労に終わる。
それは誰もが経験済み。
この副作用という、予想外のびっくり箱をひっくり返してみてはどうか?
これを生み出す秘訣はただひとつ。
ダメ元でもいい、目標を立て、チャレンジしてみること。
行動する、しない。
これにかかっている。
ただそれだけ。たったそれだけ。
あらゆる可能性の扉は、行動によって開かれる。
びっくり箱をひっくり返せ!
この私、それに気づいてから、大口たたいて、とにかくやってみる。
この副作用を期待して。
主作用は、まあ達成できたらうれしいかな、と考えている。