講演会について
2010年 06月 09日
最近、講演会が徐々に増えて、まあ、結構やっているかもしれない。
自分の経験を、軽々しく話すのには何となく、腰が重い。
誰でもきっと一生懸命生きていれば、苦労はしているはずで、別に私だけが特別苦労しているわけでもない。
海外で医療という特殊性はあるかもしれないが、別にきわめて特別なことでもではない、と認識している。
毎年、同じようにするところがあって、その度に昨年と同じことを話しては申し訳ないと思っているので、できるだけ違う話をするように心がけている。
ということは、その1年で話すに値する経験や洞察をしなければならないということで、それは私にとっては良いプレッシャーになっている。
海外医療などという世界は所詮、評価のない世界。
あっても私の知る限り、きわめていい加減。
だから、人のこころを打ち、生き方そのものに影響を与えれるような1年を過ごす。
それができているうちは、人前で話す。
なくなれば辞退する。
たとえば、1年で1万人の人間を助けました、と話しても「すごい」と多くの人は思うかもしれないが、人のこころは打たない。
たった一人助けても、人のこころを打つ話がある。
そこに、こころを込めたか、人としてのストーリーがあるか。
物語のあるところに、ひとはこころを同調する。
高校生や中学生が多分私の話を聞くことは、意味があるのだろう。
本当は、誰もみんなに聞かせたくはない。
こころがこっちを向いているそんな若者に語りかけてみたいとは思う。
そうでなければ、お互い迷惑な話になる。






