不安ついにて
2010年 04月 23日
先日東京で、スタッフが集まった会合があった。
海外や日本各地からスタッフが東京に集まり、会合する。
たった数人で始めた活動が数年足らずで、このようになるのは嬉しい限りであった。
まあ、しかしこのまま成長していきたいと思っている。
多くの次世代の人たちと関わってみて、特に気になることがある。
仕事に対する姿勢もさることながら、自分の人生のあり方について悩んでいるということ、
それらの人はまだましで、悩みすら抱かずに流され、漂っている人が結構いるということ。
結論から言うと、その場所から動かないから、動こうとしないから、次の展開が見えない。
同じところに何年もいても、ぬるま湯にいるようで心地よさがあることはわかるが、気が付けば身体がふやけている。
結局どこにいても、何をしていても自分の思うようにはならない。
だから最後は、自分のオリジナルに全ての人はたどり着かなければならない。
そうでなければ、いつも誰かにやらされたり、コントロールされたりする人生で、不満を抱きながら生きることになる。
不安と不満は違うものだから、もし自分のオリジナルを生きれるようになると、不満はほとんど解消される。
そのかわり、不安感は増すかもしれない。
不満は、安定を前提にしている。
安定していない人間は、不満を言う余裕など持てない。
だから不満を言っていることに気づいたら、自分が今、ある安定状態にあると思ったほうがいい。
人生は不安との格闘かもしれない。
ひとつひとつ制圧してゆくしかない。
誰もが経験しているように、実際に取り組んでみると思ったほどでもなかったというのが、人生かもしれない。不安感が強ければ強いほど、現実はそれほどでもないと、多くの人は知っている。
本当の大変な現実は、逆に不安を意識できないときに襲い掛かってくる。それも知っている。
もしかしたら不安感があるというのは、人生にGO!のサインかもしれない。