現状維持しない
2010年 04月 09日
何かあったとき、特に思わしくない出来事が続いて起こって気持ちが萎えることがある。
とにかく、いい時も悪いときも、現状を維持しないと意識している。
私は、現状維持は、緩やかな衰退だと考えている。
時間を少し延ばしてみれば、多分そうなる。
成果も、現実も自分の意識が大きく影響する。
人のいのちが、緩やかに死に向かって進むように、成長期を過ぎたものは多分、緩やかに下降しはじめる。
だからいつも意識して、成長期を維持しなければならない。
どんなに安定しても油断などしない。
安定したと思ったとたんに、緩やかな下降が始まる。
現実には何で寿命があると思う。
人もシステムも国も、、。
しかし、それを構成する人の意識がのその寿命に大きく影響するのだと思う。
少なくとも時間の密度には大きく影響を与える。
老いたと思っている人間と、まだ若々しいと思っている人間は、日々の過ごし方がまったく異なるように。
どんなにうまくいってもいかなくても、いつも少しだけ機体の頭を上に向けていたい。
機体とは、自分であり、組織であり、国であり、、、なんでもいい。
その意識が、自己を自己成長の過程だと認識付け、現状維持という、緩やかな衰退を防いでくれる。
だから努力もし、モチベーションも保てる。
今、広く世の中を見渡してみる。
まだ若いのにすでに現状維持にはいっていたり、それを望んでいる人たちが多いのに驚かされる。
安定したい。
保証が欲しい。
どうせなら高く上って強固に安定し、大きな保証のほうがいいのではないか。
ちまちま安定しても、すぐに崩れてゆく。
私なら、いつもビビッテいる人生などもっぴらご免だ。