そして、カンボジア
2010年 04月 05日
4月1日にサガインを後にし、2日から4日までインドとの国境の町、陸の孤島、プータオというまち。
今やミャンマー各地から治療を求めて私たちの病院に患者はやってくる。
そしてこのプータオからも。
なんと来るのに4日もかかる。
お金もかかるだろう、多分。
行ってみた。
そこはまさに、この世の桃源郷だった。
住民達は昔ながらの生活をし、質素に生きていた。
病や奇形無くば、きっと幸せに生涯送ったことだろう。
この地で1年に、2度でもいいから、手術を子ども達のためにしてみたいと思っている。
1回に50人くらいの子ども達の手術をできればと。
話し変わって、今カンボジアにいる。
今来たところだ。
そして明日、ミャンマーに帰る。
前回のカンボジアの患者でひとり、未だに術後くすぶっている患者がいる。
再手術のためだ。
たった一人のためでも時に全力で動く。
動かないといけないと、自分に言い聞かせやって来た。
むかし、始めてミャンマーに行ったころたった一人の患者の治療の薬を買うために、片道18時間かけてバスで動いたことを思い出した。
それでも私は幸せだった。
たった一人の患者のためにそこまでできるということを、本当に幸せに感じた。
そして15年たった今も同じように感じている。