思うこころ
2010年 01月 19日
日本と外国を激しく行き来する。
当然現地には、手術後や治療中の多くの患者たちを残して日本に帰国する。
いつも心がけていることがある。
それは患者から決して意識を離さない事。
うまくいっている患者たちのことは、忘れてもいいのかもしれない。
しかし、そうでない患者たちからはたとえどんなに遠く離れていても決して意識を切断しないことにしている。
それが結果に影響するかどうかは分からないが、するに違いないと思い込んでいる。
いつも患者たちを残して帰るとき、自分に問いただすことがある。
この中の患者一人でも、いのちや人生にかかわるような事態が起こったとき私はすぐにここへ有無を言わさず帰ってくる覚悟があるか?
答えは、いつも YES。
そう自分に答えて、そして現地を後にする。
日本にいても実は同じようなことをしている。
自分の子どもや家族に何かがあったとき、すぐに日本にかえるか?
そして答えは、YES.
いつも日本と外国の子どもたちにこころをつなぎ続けている。
それが家族も患者も守るとなぜか信じている。