家族のこころ
2009年 12月 31日
今日は2009年最後の日。
この年の終わりに、少しだけいい話をプレゼント。
先日妻から届いたメールの中身を紹介したい。
先日、小児科医であるの妻の病院で、ある子どもが亡くなったそうだ。
その子は、小さい頃、ベッドからうつ伏せに落ちて、家族が気づくのが遅く、脳性麻痺になったしまった。
父親も母親も、祖母も本当に悔やんでいて、いつも悲しんでいたそうだ。
その日からずっと、一生懸命に皆で、その子の事を看病していた。
しかし、先日亡くなったしまった。残念ながら。
昨年7月、私が情熱大陸の放送でで最後に語った言葉を覚えているだろうか?
先生が目指す医療とは?という問いに、私はこう答えたのだ。
「たとえ死んでも、こころが救われている医療。」
「助かっても助からなくても、その人の事を大切に扱う。大切に扱われるでけで、人はきっと生まれてきて良かったと思える。、、、、、、」
この子の家族は、その言葉が、その亡くなった子どもからのメッセージに聞こえて、皆で泣いた。
子どもは、父親や母親、祖母やみんなに感謝していると感じたそうである。
私は今まで多くの患者に接してきて、そして死にざまを見送ってきた。
きっとの子は、私を通じてこの家族にメッセージを届けたんだと思う。
子どもは、感謝している。そう感じる。
子どもがそうなったのは、誰のせいでもない。その子ども自身の運命のように、そうなったのだ。
誰も自分を責める必要ない。
そうなった自分の為に、家族はずっと寄り添ってくれた。尽くしてくれた。
それ以上、何を望むだろう?
満足している。その子は満足して、あの世に帰って行ったのだと思う。
子どもが死んでちょうど49日目のその日、この家族がそろって、私が出た情熱大陸を見たのは決して偶然ではないだろう。
そして私を通じて、子どもはメッセージを送ったのだ。
「長い間、ありがとう!」






