元を取る
2009年 12月 21日
私には常に「元を取る」という考えがある。単純に投資に対して、その成果を得るということだ。
ここに参加するスタッフは、看護師で、基本1年半、医師は2年間の間、無給で働くことを元としている。
恋人と離れ、家族と離れ、お金を持ち出し、という具合に皆、ここにやって来て活動に参加する。
だから元を取ってもらいたいと思っている。人生の大切な時間を2年もこのために生きるのだから最大限の成果を持って帰ってもらいたい。
小さな見栄やお金への欲求、自己主張などを押さえ、大きな成果を持って帰ってもらいたいのだ。
たとえば私は家族と離れているため、2人の子どもの出産に日には海外にいた。長男は生後2ヶ月目に初めて対面をした。特に最近は忙しくなって、今回も帰国時に1日しか家に帰れないでいる。
自分のためにやっている活動だけれども、妻を筆頭に家族に迷惑をかけているのは事実であり、私がそのための成果を挙げれないでいるというのは、最も恐れることだ。
自分もそして私の周りの人たちにも迷惑をかけている分、必ずその成果を有り余るほど回収してやろうというのが私の決意だ。
お金も時間もかけてやってきた割には、みんな淡泊だなというのが、私の印象だ。
ハングリー精神というのは、何でもかんでも欲しがるというのではなく、投資した分の成果はきっちり頂くというあり方だと思う。
皆、自分の人生にハングリーでいてもらいたいものだ。