見えない未来ーその1
2009年 09月 10日
私は欲深いのかもしれないが、できることは何でもしたい。
躊躇する理由はないから。
ミャンマーにも目の見えない人たちが30万くらいいるといわれている。
この人たちは、生涯、家の中にいて過ごすことが多いそうだ。
もちろん職業などない。
盲人のための施設を何度か訪ねたことがある。
毎日、皆静かに座って時間を過ごしていた。
その先に見えるものはなんだったのか?私にはわからない。
このような人たちに職業を与えたい。将来の糧を与えたいと、ある実業家の人が立ち上がった。
この人は事業は将来の奉仕活動ができるようになるためにしていると、昔から言っていた。
この人が盲人たちのために、マッサージの技術を伝授し、将来の生活の糧を得てもらいたいと、新しい試みを始めた。
これに私も乗っかった。
欲深いから。
現地の社会福祉省も全面的にバックアップしてくれている。
ジャパンハートが何とかマッサージの指導者を集め、彼らに教えてゆき、この国の盲人たちの将来に希望を与えたい、と名乗り出た。
躊躇する理由はないから。
ヤンゴン市内に2店舗彼らが働く場所が確保された。
そこで働くことが盲人たちの憧れになっているらしい。
今まで家族におんぶに抱っこだった自分が、家族を養っている。
この感動はいかばかりかと思う。