秩序について
2009年 08月 01日
以前,人を囲い込まないと言うブログを書いたが,その中である秩序が出来るまでは,今の若い人たちは,囲い込まれたり,過度の干渉をされると,皆逃げてゆくと書いた。その為緩やかな囲い込みこそ,時代にマッチした囲い込みなのだと。
囲い込みとは何かと言えば,
例えば,ジャパンハートの医者であることを極端に押しつけられ,それ以外の場所での医療行為を禁止する。
あるいは,他の組織とコンタクトする,交互交流することを禁止する。
やり方は違うが,お金を充分積んで,長く留まらせる,などなど,一般の企業でも,顧客の囲い込みをあの手この手でやっている。が,まあ,贅沢は飽きるので,美味しいえさだけで満足させ続けるのも限界がある。という事は,このようなえさをばらまく方法は,長い目で見たとき有効ではないということになる。
飴でもムチでも度が過ぎると,人間逃げたくなる。
一方,ある秩序が生み出された後は,緩やかな囲い込みこそ,効果を発揮すると言ってもよいとすら思っている。
この秩序とは何か,一言で言えば,ロイアリティ,ということかもしれない。
言葉を換えれば,愛情,もっといえば愛着の方がさらに私のイメージに近い。
私たちの場合で言うと,ジャパンハートがジャパンハートに愛着を生み出すシステムを作り出せれば,そのあとは緩やかな囲い込みだけで充分になる。それ以上求めれば,愛情が,愛憎に変わる可能性がある。
ジャパンハートの医師には,人手不足で困っている組織があれば,出来る範囲で行って手伝えと教える。
看護師にも,ジャパンハートで学んだ後は,よその組織も覗いてみろとアドバイスする。
肉体でなく,心を緩やかに囲い込む。
彼らは別の組織に片足をつっこんだ時点で,常にジャパンハートへのロイアリティを認識する。その組織が,ジャパンハートより劣れば,ジャパンハートに愛情を抱く。
まさにいつも同じブランドのバッグを買うよう女性のようにブランドに恋心を抱かせる為のシステムを編み出さないと行けない。
この装置を,それぞれの組織ももつ必要がある。
大切なのは,ブランドそのものが,偽物でないこと。本当の価値あるものでないといけない。
まず自分の組織を,特別な価値ある組織にし,それに愛情を持たせるシステムを,私との個人的な信頼・愛情関係をベースに今構築し直している。
その為の,方法は秘密にしておく。