特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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考える、判断する

考える、判断する

 少しだけ前回の続き。
 私は最近、高血圧を上手くコントロールできないでいた。
 昨年の狭心症の発作後から最近までは、上は160mmHgを越え、下は100mmHgを越えていた。
 多分自分では左の腎臓の水腎症が原因だと思っているが、よくは分からない。
 カルシウムブロッカーという血圧の薬を飲んでも、下が100mmHgを越えてなかなか上手くいかなかった。

 最近は腎保護作用にある薬に代え、ようやく正常に戻った、
 という具合。
 私はもともと体は強くない。
 若い頃から当直ばかりやっていたから、どうも過労が祟っているようだ。
 だから、人一倍健康には留意している。
 ちなみにあと40年くらいはたっぷり生きるつもりでいる。
 若い世代をたっぷり怒りきってから死んでみせたい。

 さて今日の本題。

 本当にそれでいいのかと思うことがある。
 ここで働く医療者たちの、非常識のことである。
 
 挨拶できない。
 物事の順番を上手く構成できない。
 手紙のやり方を知らない。
 電話の応対ができない。
 相手に対してわかりやすい話し方をしない。
 すぐ人に頼る。
 などなど、、、、、、、。

 いくらでも言うことができる。

 よくこれでやってこれたなと思う。
 日本中でこれをやっているのかと思うと恐ろしくなる。
 弱い立場の患者を相手にしているからだ。
 患者が強くなったというが、訴訟は最終手段で、やる方だってメンドクサイ。
 だから自分や家族が患者の立場にならないと、客観的に医療者の言動の異常さが分からないのだ。
 
 
 今、実際の医療だけではなく様々なことを経験させている。
 講演会や交渉事、物品の管理や購入、事務仕事など。

 まあ、どれもひどいレベルだ。
 
 しかし、言っておきたいのは、他のことをやったときのそのレベルが、その人の医療のレベルだということだ。
 様々なカモフラージュをして隠してはいるが、客観的に見て相関する。
 事務仕事が満足にできない人間は、医療も満足にできていない。
 自分のまわりの環境をきれいにできない人間は、患者の衛生環境や身体そのものの状態の把握がラフである。
 いつも緻密なことをしていない人は、手技をさせたとき、明らかにミスが多い。
 お客さんと話しているとき、コップのお茶がなくなっていることに気付かない人間は、患者や家族の心や身体の様々なことがらに気付かない。

 全部、相関する。

 こんな人たちが日本の一流と信じられている病院で働いているのだ。

 日本人たちはお気の毒だ。

 考え、考え、いつも考え、判断する。
 心を砕き、気を使い、アンテナを張る。
 そうするしか、早くいい医療者になる方法がない。

 日常生活が、全ての根源にある。
 

 
by japanheart | 2009-06-18 03:44 | スタッフと想い