お金についてーその2
2009年 04月 25日
お金について、またいつの日か詳しく書きたいと思うが、今回は少しだけにしておく。
20歳代や30歳代くらいで将来不安を感じて、お金について未練がましい人が多すぎる。
政治の責任かもしれないが、こんないい時代は有史以来なかったことも確かだろう。
何せ100年前の日本を、60年前の日本を考えてみればわかる。
人が売られたり、飢え死にする人が多くいたのだ。
お金は自分の持分が減少してゆくというときに不安や恐怖を覚える。
いわゆる、加速度に恐怖を感じるということだ。スピードそのものではないということ。
500万円あった残金が、400万に向かってどんどん進んでゆくというときに恐怖を感じている。
400万にであることに恐怖などない。
よくお金が残り少ないので落ち着かないというが、なくなってから慌てふためいては遅いのだろうか?
がんにもなっていないのに、がんの恐怖にさいなまれて、日々生きているようなものだ。
お気の毒としか言いようがない。
特に若い人たちはがんになる可能性が極めて低い。だからその若い時代に、がんを怖がって生きているなどというようなことが如何にばかばかしいかわかると思う。
若くしてお金に執着し、恐怖にさいなまれている人間とはそんな人間だ。
数字は100万や50万で終わるわけでなく、ゼロで終わる。
ならば、そこまで何も恐怖を感じる必要はない。
総じて、あくまで総じてであるが、お金に対して不安を感じて、途中で苦しくなっている人間は、日ごろからお金の使い方が荒い。そして、気前がよい。悪く言えば大雑把過ぎる。
1年先、2年先に不安を感じるならなおさら、早めに調整に入らなければならない。
少しずつ緊縮し、2年後の状況に自分が対応できる体力をつけておかねばならないのは、何も国や企業だけの話ではなく、個人にも当てはまる。
お金には、なるべく飄々としてと接していたいと思う。
若いお気の毒な人たちに、アドバイスがある。
一度、ゼロになってみたらどうか?
たぶん、すっきりすると思う。