ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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自滅という考え方

自滅という考え方


 長くやっているやっている仕事や活動などが時々行き詰まるとき、いつも原点帰りというか、そもそも、何でこれを始めたのか、今まにこれを行っている理由は何なのか、という問いかけを自分に投げかけてみるのは大切だと思う。

 そのほとんどの勝負事は、それは人生に時折、訪れる勝負も同じであるが、負けるときというのはそのほとんどは自滅に違いない。
 個人的な課題、たとえば若い人の大学受験や資格試験にいたるまで、これは自滅によって失敗する。普段からの自己管理や理解や課題の先延ばしなど、すべてしっかりと普段から取り組んでいればきっと上手くいったはずなのに、結局は相手があってのことでも、私から見れば自滅というに等しい負け方である。
 それがたとえ国家的課題、たとえば戦争であっても、同じく自滅によって失敗、敗戦へと導かれる。戦後アメリカの情報操作によって、アメリカとはじめから日本は負ける戦いをしたという話になっているが、真実は日本の低レベルの戦略による自滅行為の連続の結果であると思う。
 この手の失敗は戦後の日中外交や日韓外交おいてもみられるわけで、日本国内調整の失敗による自滅行為の結果なのだ。

 人生は、国家的課題と同じで負けなければ良い。要するに、引き分けに持ち込めばいいわけ。
受験も自分が何とか納得できる範囲のところへ滑り込めば良いし、資格もしかり。戦争もアメリカに勝つ必要はない。上手く講和に持ち込んだり休戦に持ち込めば良かったということだ。

 小さな失敗を繰り返しながら、それを糧に大きな失敗を回避していくというやり方は非常に理にかなっているように思える。
 人間は失敗は不可避なので、相手がある場合は、どちらが決定的な失敗をおこさないで終わりを迎えることが出来るのかが肝要だと思う。
 その失敗が結果に影響を大きく及ぼすような場合を、自滅行為というのかもしれない。
わかりやすい例を挙げると、模擬試験である問題を解けず、ただ点数だけを見て、一喜一憂し、自分が間違った問題の復習も理解もせず、あるいはそこが解っていなかった所だとすら自覚せず、そのままやり過ごす。
 結局、本番の入試で同じポイントを衝かれる問題を出され解けずに、不合格になってしまう。
 このようなことだ。このようなことを自滅という。
 小さな失敗は模擬試験で間違うことだ。
 大きな失敗は、そのまま理解していない状況を放置することだ。
 入試の不合格は、単なる結果だ。
 なぜならば、入試を受ける前にすでによほどの幸運がない限り不合格は決まっているからだ。

 ここでの教訓は、小さな失敗はとても大切でそれをどう利用できるかだ。
 それを利用できない場合、それを自滅という。

 これは人生すべてに詰まった教訓であり、日日の小さな失敗を嫌う人間は結局自己の欠点に気づかず、あるいは発見できず、大きな失敗を犯してしまう。
 ということは、日日の小さな失敗を恐れる人間は、大きな失敗を犯す予備軍ということだ。
 日日、失敗を恐れて行動をおこせない人間は多いが、この人たちは失敗をせずに大きなことを成そうとしているということで、なかなか難しい課題に取り組んでいることになる。
 
 自滅していく個人や会社や国家の特徴は、

 1、小さな失敗をおこせない個人や社会
 2、小さな失敗から学べない個人や社会

 こういう個人や会社や国家は自滅していく。
 
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by japanheart | 2015-04-27 20:21 | 活動記録 | Comments(0)
ラオスの子ども助かった、、、と思う

 先般からお伝えしていたラオスの胆道拡張症の1歳の女の子は無事に手術を終え、回復に向かっていることを伝えたい。

 岡山や広島から行っていただいた小児外科の先生方や、ミャンマーから帰国前にわざわざ行っていただいた遠藤先生にも感謝をしたい。

 ラオススタッフも皆さん平山を中心にがんばって関わってくれた。
 資金的サポートをしていただいたJSファウンデーションやこの子のために寄付を頂いた方々にも感謝します。

 一人の子どもためにいったいどれほどのエネルギーを裂くことが出来るのかというのは大した課題だが、一人の人間を助けるのはそれほど大変なことだとも教えてくれる。
 この世の中はどうも総論と各論のバランスが取れないことが多い。
 なるべく少ないお金でなるべく効率よく人を助けたいと思ってはいても、今回のように大したお金をかけないと助けられないこともある。
 かつて、アメリカにいって心臓移植のための治療は1億は必要だった。
 そのお金をマラリヤの薬に代え、アフリカやアジアにばら撒けば数万人の命を救える可能性だってある。
 よく学生たちに質問されることに、そんなタイプの質問が多い。

 もっと効率よく多くの人を救いたい、救うべきではないかと語ってくれる学生も多いが、昨今の世界情勢の中で、いろいろな人たちがそう考えてさまざまな試みをしているが、果たして結果はどうだろう。
 結局、私の人生という各論では、一人ひとりちまちま確実に救ってきたこの長い年月のほうが、結果ははるかに良かっただろう。若い頃に理想に燃えて大風呂敷を広げ、多くの人々を一度に救おうと張り切ってやってこなくて良かったと思う。きっと上手くいっていなかったから。
 
 世界中でさまざまな難問に大きな希望を抱いて取り組んでいる人も多いが、果たして上手くいっているのかな?
 地球温暖化の問題は解決しそうなのかな?
 感染症のブレイクアウトや、核廃絶の問題はどうなっているのだろう?

 先般読んでいた書物の中に、1980年代アメリカの異常な殺人や薬物中毒、レイプやその他のをはじめとするさまざまな犯罪発生は、行政や専門家たちのさまざまな希望に燃えた試みによっても、一向に鎮火しなかった。多くの専門家は1990年代はさらに悲惨な状況になると予想していた。ところが、すべての人の予想に反して1990年代からアメリカの犯罪は減少の一途をたどる。
 それはさまざまな勇敢な試みの成果ではなく、実は、全米の多くの州で中絶を認めたからだったそうだ。
 貧困層の子どもたちは大きな犯罪予備軍だった。
 その予備軍になるべき子どもたちがこの世に生まれず中絶によって、命を奪われていったということがその犯罪の減少の一番の理由だったそうだ。

 まあ、人間の知恵などというものはその程度なのかもしれないが、それならば確実に助けたほうが時間さえかけれればきっと成果も上がる。小さな成果なのかもしれないが。

 今回もその試みをしてみたわけだ。
 何とか上手くいきそうだと思う。
 
 今はこんなに元気になっている。

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by japanheart | 2015-04-21 00:45 | 子どものこと | Comments(0)

お知らせ

ジャパンハートでは学生・社会人のインターンも受け入れを行なっている。

先月までミャンマーで半年間のインターンを行なっていた学生が医療と教育を組み合わせた新しいプロジェクトを企画しているので紹介する。この企画はジャパンハート学生インターンの山口君と教育が届かないところに教育を届けるNPO法人e-Educationの東大院生、林さんが実行しようとしているものだ。

ワッチェ慈善病院には貧しくても日本人医師からの治療を受けられるという口コミが広がり、現在ではミャンマー全土から年間、外来12,000人、手術入院患者が2,000人いる。上記の学生2人はこの2,000人の入院患者に笑顔を届けようとしているのだ。

長期入院患者の精神的・金銭的負担を軽減するために彼らは3つの方法を考えた。
1.入院中にベッドの上でアクセサリーを作って販売できる仕組みの構築
2.入院中の時間を活用した、ベッドの上で学べるIT教育DVDの作成
3.退院後の健康も考え、HIVなど感染症の正しい知識を伝える保健教育DVDの作成

詳しくは以下のサイトに紹介されている。
https://moon-shot.org/projects/75

このような学生が発起人のプロジェクトがどこまで上手くいくかは分からないが、それを応援するのが自分たちの役割でもある。クラウドファンディング終了まであと3日間。興味がある方はプロジェクトサイトをのぞいてみてください。
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by japanheart | 2015-04-17 17:37 | 事務局からのお知らせ | Comments(0)

講演会のお知らせ

講演会のお知らせ

 いきなりで申し訳ないですが、今日、講演会します。
 六本木ヒルズで。

 以下を参照ください。

時間ある方は是非!

【4/10(金)19時@六本木】日本元気塾セミナーに登壇 

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by japanheart | 2015-04-10 01:17 | 講演会 | Comments(1)