特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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気がつけば

気がつけば

 気がつけば、今年49歳になる。
 時間に責め立てられているような、そんな感覚の中にいる。
 
 長い歴史の中でつい最近まで、ほとんどの日本人たちはとにかく食を確保するために、その時間のほとんどを費やしてきた。
 というか、古代から人間ずっとそうだった。

 美輪明宏の「ヨイトマケの歌」は日本の名曲の一つだが、その中で登場する母親のように、日本人たちはみな、その日の生活を何とかするために、嫌な仕事でも、惨めなおもいを味わっても、我慢して、我慢して、わが為、わが子の為、わが親のためとがんばってきたのだ。
 戦争中の、慰安婦たちも、誰が好き好んであんなことを年端も行かないうちからするものか。
 贅沢がせめてもの慰めだったのだと思う。
 炭鉱で働いていた多くの労働者たちもまた、頭の良し悪しに関わらず基礎教育すら受ける機会をなくし、危険な仕事についていたのだと思う。
 それもこれも、生きていくためだ。

 翻って、今の日本。
 時間をもてあまし、一体、何にそれを使っている?
 ある若者は、生きていてもあんまり意味なさそうだから、別に死んでもいいと思っているという。
 そういう風に感じているということ自体が、贅沢な状況なのだ。
 死んでもいいと思えるのは、贅沢なことだと認識しなくてはいけない。
 
 食の心配からほとんど開放された今の日本で、このあまりにあまった時間を何に使うのか?
 これが命題だ。

 先人たちができなかったような本当の贅沢をしなくてはモッタイナイ。
 本当の贅沢とはなんだろうか?
 おいしいものを食べて涙が止まらなかったことがあるか?
 無ければ、それは本当の贅沢ではない。
 戦争中や戦後に、まずい水団を食べて涙が止まらなかったという話はよく聞いたが、それは本当の贅沢だ。
 
 有り余った時間をたっぷり使い、何をする?
 
 私の残りの人生はきっちりその贅沢の時間を作るために努力したい。
 そこで、私にとって本当の贅沢の時間とはどんなものかを考え続けて生きたい。
 
 厄介なことに、本当の贅沢な時間や機会を持つためには、その必要条件がある。

 貧素な水団を最高の料理にせしめたのは、戦争と飢餓だった。
 エジソンに発明の喜びを授けたのは、数え切れないくらいの失敗の体験だった。
 お釈迦様に悟りならしめたのは、その前の難行苦行だった。
 
 最高の贅沢には、その前段階としてどうしてもその逆向きのベクトルの時間が必要になる。
 それを持つ覚悟がどうしても必要になる。

 神はよく知っていて、苦労をいとわないものには、果実を与えるのかもしれない。


























 


by japanheart | 2014-02-26 18:38 | 医者の本音 | Comments(0)

人生、暇つぶし

人生、暇つぶし

 最近、よく考えるっていうか、子どもの頃からすっと思っている。

 人生って何?

 これは、永遠の命題かな。
 ホント、人間に国家なんていらない。何か左翼みたいなことを言っているが、僕は左翼や共産系の人々の言っていることは理解できるが、現実と摺り合わないので、信用しない。
 国家なんてものは、何のために出現したのだろうか?
 多くの戦争を経験した今、これが出現したことで救われた人の数と、この国家なるもののために死んだ人の数は一体どっちが多いのだろうかとふと思ってしまう。

 最近、韓国の何とかという大統領が、あちこちで日本の悪口言いまくっているけど、日本と韓国の戦前・戦後の汚れた関係を知っていれば、あの言動はお粗末なものと言わざるを得ない。
 大体、どの国でも自国民を裏切って苦しめているのは、その国の人間であるという大人の洞察が最近できるようになったのだ。
 ミャンマーの国境の方の子どもたちをタイや中国に売っているのはミャンマー人。
 買いに来るのは、タイ人と中国人。
 戦国時代の日本で、若い女を武器と交換したのは戦国大名。
 買ったのは外国の商人。仲介したのは宣教師。
 イギリスと清のアヘン戦争。国家で議決まで、アヘンを売りつけることを決定したのはイギリスという国家、それを受け入れ売りさばき、清人をアヘンでぼろぼろにしたのは清人。
 戦前戦後を通じて、何も知らない一般の日本人を食い物にしたのはアメリカという占領国の手下になったこの国の権力者たち。

 しかし、いつもこういう事実を知るために思うことがあるんだ。
 人間、たった80年程度の人生。
 たとえば、男の人生。
 上手いもの食って、気ままな異性関係をすきな時に持つ。
 それ以外に、一体、本質的に、何を求めてそれ以上の欲を持ってしまうのだろうか?
 中毒じゃないのか?
 
 ある程度の食や異性関係を構築できたら、本質的な生きる目的は達成できているはずだが。
 有り余るお金をつかって、ちょっと贅沢をしても、本質的には何も変わらないだろう。
 それは、エコノミークラスで海外へ行くのと、ファーストクラスで海外へ行くのでは、中では多少待遇は変わっても、飛行時間が短くならないのと同じで、本質的には変わらない。

 有り余ったお金やエネルギーを彼らは、やり場なく、暇つぶしのために投入しているとしか思えない。
 それでも何か、意義を見つけようとして、国家のためとか、人々のためとか、社会のためとか言っているんじゃ、ない?

 まあ、人間だれでもそう。
 僕もそうだと思う。
 
 もし、あなたが人のために生きたいとか、世の中のために生きたいと思ったならば、あなたはすでに、基本的な幸せを持っていると考えたほうがいい。
 
 そうでないのにもしそう思っているとしたら、誰かに洗脳されているか、自分が何かの病気か何かで存在が脅かされているかどっちかだ。

 ボランティアをするのは信じられないとか、お金を払ってまでとやるのはちょっととおもっているのは、多分、まだ基本的な幸せを実現していない人だと思う。

 ボランティアをする人はまあ、基本的には幸せであると思う。

いくらリッチになって多少、威張って生きてみても、たかだか、数十年。

 あっという間の、風の如し。
 
 

 

 

by japanheart | 2014-02-19 11:30 | 医者の本音 | Comments(4)

国際看護師になるとは

国際看護師になるとは

本来は、国際看護っていう怪しげな概念はない。
何が国際的か?といわれれば、英語が話せるとか、世界標準の人権意識を持っているとか、何かよく分からない。

国際的を、海外でも大まかに「大抵、どこの国でも通用する」という風に捕らえると、また難しい。
ムスリムの国では、仏教の慣習ではやっていけないし、ムスリムの国で通用するからといって、アフリカで通用するとも限らないし。

いちいちWHOの出している情報をキャッチアップしている人間も少ないだろうし、まあ、情報だけとっても国際的というわけではない。

別に英語が話せなくても、現地語が話せて、十分そこで通用しているならば、それは国際的といっていいと思う。
とすると英語は国際的に必須条件ではない。


私は、国際的という概念を2国間で捉えることが多い。
ミャンマーと日本、カンボジアと日本。
要するに、多国籍ではない。
数多くの国が混ざってやるよりは2国間のほうがコントロールしやすい。
2国間の文化の妥協で済むから。

インターナショナルは国と国の間という概念だから、まあ、自国ともう一カ国で十分通用したら、国際的ということで良いんじゃないかな。

もし、国際的にどこでも通用するというものは、使い方を間違わなければ日本にいても十分獲得できるものばかりじゃないか。

 人に親切であるとか
 愛情深いとか、
 清潔であるとか、
 丁寧であるとか、
 誠実であるとか、

 こういうものはどこへ行っても評価されることだから。
 基本、人間的にちゃんとした素養を持っているとそれで十分、国際的になれる能力を持っていると思う。
 あとは、自分の国のことをよく知っていること、
 なんせ相手は、あなたにもあなたが生まれた国にも興味を持つだろうから。あなたが相手の国に興味を持つように。
 
 そう考えると、まあ、国際的になるということは、自分の国のことを深く知り、そして人間的に基礎がちゃんとしていることでいいということかもしれない。

 ところで、あなたたちは自分の国ことを十分知っているか?
 まず、それを知りたいとか、知らねばならないとか、そういう風に思わないといけない。
 そこからすべてが始まるから。
 そのためには、その必要性を感じないといけないということ。
 何事もモチベーションは必要だから。

 ということは、やっぱり海外に出て日本の良さや悪さを知って感じて、自分がそれを知らなきゃという風に思わないと。

 逆説的だけど、あなたが本当に日本の国のことを知りたいと思ったそのとき、あなたの国際化が始まる。



by japanheart | 2014-02-14 03:09 | Comments(0)
今年も国際貢献を学ぶ学生フェリーツアー

 今年も神戸発-大分 2泊3日 国際貢献を学ぶ学生フェリーツアーを3月29~31日に開催する。
 費用はホテル、フェリー、食事も全てついて19900円で何とか!
 ホテルは昨年同様に温泉つきで、きれいな個室のビジネスホテル。
 
 現地、大分では地元をはじめ九州の学生も2日目に参加してもらい大いに盛り上がろうと思う。

 私は全行程参加する予定。
 夜は、私と恒例のタイマン質問コーナーをぶち込んでいる。

 詳しくは、以下を参照。
  



 いつも言うことをここでも繰り返そう!
 若ければ若いほど参加したほうがいい。
 アルバイトをするなんてもってのほか。
 若いうちは親に借金に決まっている。
 少しでも若いうちのほうが、はるかに多くものを吸収できることは私が保証する。
 年取ってから働く賃金は、若い頃の3倍になる。借金は年取ってから返せ!親は利息は足らないものだ。
 何なら踏み倒せ!それを喜んでくれるバカ親も多いはず。

 年をとると賃金は学生時代の3倍になり、人生の感度は3分の1になる。

 若いうちに、ちまちまとはした金を稼ぐやつは、時間の価値を知らないやつだ。
 若いときは、体力と無謀さに任せて冒険するのが良いに決まっている。

 若者たちよ!どんどん前に前に!
 どんどん外へ外へ!

 

by japanheart | 2014-02-09 07:16 | 活動記録 | Comments(0)