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ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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もう一度、考え直すこともある

 最近、10台20台の頃の、さまざまな事柄にいろんな意味でけじめがつき始めている。
 昔、仲悪かった友達と再会し、普通に話して普通にわかれる。

 自分の人生の流れを見ていると、ここらあたりで一度仕切りなおしになるらしい。

 一度、整理する必要があるので、しばらく時間が必要かもしれない。

 若い頃は、日本の歴史問題や未だに戦後アメリカ軍が駐留し、占領状態になっていることなどにむかついていろいろ発言したり勉強もしたけど、自分の残り時間も考えると、総論ばかりの人生でも困るので、各論的な生き方をさらにすすめ確実に、結果を自分のために残して生きたいと思っている。

 最近、特に感じることは、色々な価値観が世の中に闊歩して、大きなトレンドが生れないとか、日本人がばらばらになっているとか、そんな風に言われているけど、私はこれはすばらしいことだと思っている。

 新聞やテレビが、本当に影響力を失っている。
 言い方は悪いけどこれはすばらしいことだ。

 言論出版界だって、正しいなんて保証はない。
 戦争前だってそうだったし、戦後だってそう!
 
 自分でさまざまな情報源にアクセスしているから、考えはばらばらになる。
 これからは、簡単に情報操作されないようになればいいと思っている。
 その延長線上に、私の危惧していた先ほどの、外国軍隊の占領状態も解除されていくと思われる。

 さて、そのように人々の興味や考えがバラバラなる時代は、自分たちだけに利益を誘導しようとしてはいけないし、できない。
 色々な人たちが興味を持ってくれるようなさまざまな階層や仕組みを持った事柄を提供する必要がある。

 ジャパンハートや私自身もさまざまな角度からさまざまな人たちと人間関係を結ぶことになる。

 ジャパンハートもNPOとか医療の団体という側面以外の価値観を持たなくてはならない。
 また、私自身も医師や海外で医療をする人間という側面だけでは魅力がないと思うし付き合える人たちがかなり固定化されてしまう。

 例えば私が、ITで会社を経営したり、絵描きになったり、大きな農園を経営したり、そういう感じのこと。

 限られた時間の中で、自分の違った側面や可能性を見つけたり、開花させたりしたいものだ。

 今、自分の人生の前半にけじめがつき始めたので、まさに50歳からは生まれ変わった気になって、生きてみたいと思っている。
 
by japanheart | 2012-10-29 10:38 | 随想 | Comments(0)

夕べの記憶

夕べの記憶

 人の目線で生きる日本人。
 神の視線を意識する欧米人。

 と、まあ大きなくくりにして考えてみると、昨今の日本人たちは神様の目線を気にしなくなったような気がする。
 子どもの頃、よく言われたせりふに、”お天道様が見ている”という言葉があった。
 
 人の目線ばかり気にして生きていると、人が見てさえいなければ何をしてもいいということになる。
 昨今そういう風にして、日本では悪事や不正が行われる。

 神の目線を極度に意識すると、人の目線があろうがなかろうが、ある程度の自律的な状態を保つことができる。
 何せ、神との対話は、自分の心との対話。

 神の目線の意識が必ずしも,正当かというとそういうわけでもない。
 この手の人間は、すぐに独善に落ちる。
 そして、原爆投下や殺人さえ、自分の側に神がいて、自分が望むことは神が赦すと信じた瞬間にとんでもない悪事を働いた結果。

 結局どこまで行っても、どっちに転んでも、結局はその人の人間性だという結論になってしまう。

 人間を磨くしかない。

 私も記憶を紐解けば、人の目線を意識しすぎたりして、あるいはその逆でまったくないときに働いた悪行は数知れず。
 人というのは、罪深きかなだが、昔、よく言われた「お天道様が見ている!」という殺し文句はかなりいい。

 お天道様と聞いて日本人ならば、太陽のようなイメージを持つ。
 しかも暖かくて、いつも笑っているようなイメージがそこにある。

 やさしく微笑んで自分を見てくれている存在の前では、人間は堂々とは悪いことや恥ずかしいことはできないものだ。
 そうイメージすれば、いつも心に太陽を持っている人間はそうそう、悪事を働かないということになる。

 太陽とは、夢であったり、愛しき人であったり、何かをしたいという情熱であったり。
 ただ単にお金をもうける、有名になるというような無機質で体温を感じさせないような事柄ではなく、イメージすれば暖かさが伝わってくるような事柄を、自分の心にいつも意識してみる。

 そのことを心に思ったときに、暖かさを感じるようであれば、それが自分のお天道様になる。

 それを思い浮かべながら生きていると、悪いこと柄からはどんどん遠ざかっていく。

 お天道様は、誰にも確かにいて、いつも思えばすぐに自分の中に現れてくれる。

 これを,ことあるごとに思い浮かべて生きていく。

 試しに、漫画のイメージでいいので、心のなかで、ニコニコ笑って、あなたに向かって微笑んでいる風呂の温度と同じくらいの暖かさの太陽、思い浮かべて、人を殴れる人間はそうはいない。

 人を殴ったり、いじめたりするときの自分の心を感じてみるといい。
 きっと、冷たくむき出しのコンクリートとその温度を、私ならば感じる。


 
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by japanheart | 2012-10-26 10:11 | 活動記録 | Comments(0)
面白き事なき世を(に)面白く

 幕末の勤皇の徒、高杉晋作の辞世の句。
 
 最近の私の心の声、「面白くない!」。

 人生というのはなんと面白くないのだろうか?
 毎日、充実して生きるなどというのは幻想に過ぎない。
 もしそういう時間を過ごせる人間がいるとしたら、それは死期が迫っている人間しかない。

 どんなに有名になっても、どんなに世間に絶賛されても、どんなに贅沢な生活をしても、多分。
 この面白き事なきという世界観からは抜け出ることはできない。

 時折、風邪を引いたようにそれから抜け出ることはあるが、やはり人間そこに戻る。
 面白きなき世に、逆戻り。

 こんな自分でも、結構、いろいろ挑戦しているが、それでも面白くない。
 たくさん手術をして、たくさんの人たちに喜んでもらっているかもしれないが、面白くない。
 

 なんと人の世は面白くないのだろうか、、。

 じゃ、どうすりゃいいんだ??

 そういえば昨日、ヤンゴンからの帰りの飛行機の中で、日本の企業のトップのおじいちゃん?たちや政治家が何人か乗っていたが、彼らは、とても傍目から見ても、面白く残り少ない時間を生きているようにも見えなかったが。

 あの人たちあれで幸せなのかね???

 だからね、、、

 高杉の気持ちがわかるのよ。

 あの時代だから面白くなかったわけではないって事が。

 いつの時代でも、この無常観は人間にはあって、どんな状況を生きてもそれがあって、他人がどう思おうとそれがあって、そこから人は抜け出れないんじゃないかと。

 だからせめて、高杉がいったように、どうせ人間の人生は面白くないんだから、面白くやってみようぜ!
 って話で、いろいろめちゃくちゃに爆裂させて、ど後悔して、世間を騒がして生きてみたいでしょ?
 小さくまとまっても、面白くない!からね。

 奇兵隊を作って、世の中ひっくり返して見せて、それでも面白くないだって。
 今の政治家なんて、さぞかし面白くないことだろうね、小さな献金の話や、女性関係の話や、言葉遣いの話で、たくさんの時間を使っているからね。


 で、何が言いたいかというと、
 
   「面白きなき世を(に)面白く、、、、、、、、、。」

 この下の句を、みんなに作ってほしいわけ。

  私なら、さしずめ、こうかな。

   「面白きなき世を(に)面白く、我斃るるとも前に進みて、切って切ってきりまくれ!」


 お前ら、そんな人生でいいのかと、齢30で斃れた
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高杉が墓場の影で、嘆いている。
by japanheart | 2012-10-18 16:05 | 活動記録 | Comments(2)
未来の可能性をぼかさない


  重ねて言うが、未来に可能性を丸投げしてはいけない。

  どんな名言集を紐解いても、今(現在)を生きろ!と書いてある。

  将来、しっかりと技術を身につけてからきますとか、英語をもっと勉強してからきますとか、
  今は、これの習得に専念してから、いつの日にかとか、とか、、。

  私なら、今やれる可能性があれば、今やるに決まっている。

  どっちの可能性が、時間の経過とともに失われていくかを考える。
  失われていく可能性が高いほうが、今やるべきことのはずだ。

 例えば、救急をやりたいという若い世代は多い。
 それをやってから、海外医療をと考えていますという人も多い。

 私はこの考え方には賛同しない。

  救急は、帰ってからでもいつでもできる。
  2年待ったからとて、どれほどの違いが生まれるか?
  結婚したって、こどもができても、基本的に何も変わりはしない。

  じゃ、海外医療はどうよ??
  結婚して、2年も海外行くことを許してくれるような心の大きい伴侶を、あなたは手に入れる自身ある?
  かわいいわが子どもを、置き去りにして私みたいに2年も海外に赴任する健忘症に陥る自身ある?

 ないやろ!普通は。

 じゃ、今やるべき順番は決まっている。

 未来に、可能性を丸投げしてはいけない。
 どうせそんな人間の人生はやり残した思い出の残骸で埋め尽くされている。
 本人は知らないかもしれないが、その残骸には、多くの人たちの期待もたくさん埋め込まれている。
 自分のみならず、他人にも期待はずれのあなたの人生がそこに晒されている。
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 そういう人間は、子どもの頃きっと親にこう言われたに違いない。
 
 おや:「宿題おわったの?」
 
あなた: 「後でする。」

 今しかできないことこそ、今しなさい!

おや:「あとじゃなくて、、今しなさい! 今!!」


 大きくなったら、親は何も言ってくれない。
 

 
by japanheart | 2012-10-08 14:41 | 医者の本音 | Comments(1)

ボランティア資格

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ボランティア資格

 最近、子どもたちの保護施設「ドリームトレイン」にたくさんのボランティアがやってくるようになった。

 それはそれでありがたいこと。

 子どもたちも150名を超え、今後200名に近づいていくことだろう。

 この施設に、関わってもらうためには、事務局に連絡し、現地と調整しつつ、数日滞在してボランティアしてもらうことになる。

 このような活動に、協力してもらうには私個人としてもある程度知っておいてもらいたいことがある。
 確かに子どもたちはかわいいし、親元を離れたり、死に別れたりでかわいそうではあるが、これらの運命を彼らも受け入れているからこそ、そこに今いる。

 この子どもたちが、かわいそうだとか、ただそういう理由だけではなくて、しっかりと彼らのバックグラウンドを理解し、彼らに接してもらえる人を望んでいる。

 今回から、ジャパンハートの施設で働くための「ボランティア資格」を発行することにした。
 この資格を持っている人は、いつでもドリームトレインで子どもたちに関わってもらえる。
 短期滞在が原則の施設ボランティアも、長期の滞在も認める方針にしている。

 資格取得のための基準は2つ。

 ① ドリームトレインで留まり、1週間ほどボランティア活動に従事すること。
 ② 子どもたちがどのような環境で生まれ、育ち、そしてどのような厳しい現実を背負っているかを理解するために、ミャンマー・タイの国境地帯にスタッフとともに赴き、見学すること。

 別に国境だからといって、何も危険があるわけではないが、飛行機に乗る時間が長くなることと、お金が少しかかるだけ。

 先日ミャンマーに来ていた、女優の戸田恵梨香さんも同じように国境に入っていたので、必要以上の危険なんてあるわけないでしょう。

 

 しかし、最近、アジアというのは近くなったと思う。
 格安航空会社も飛び始め、5万もあれば往復可能になった。
 日本国内を旅行するより圧倒的に安い。

 相変わらず日本国内に意識を閉じ込めらている人たちが多いが、絶対に時代に取り残されるから。
 もういい加減、若い世代は目を覚まさないのかな??

 日本の人口は減り、国力は衰退していく傾向がある中で、少ないパイを奪い合って生きていくことになる。
 それを見ていると、私が子どものころ、開発で自然が少なくなっていき、だんだんと追い詰められ少ない緑の中に押し込められて、奪い合いやがていなくなってしまった動物たちを思い出す。

 ミャンマーなんて、近所みたいなもんだろう?
 私にとっては、沖縄もミャンマーも行くのに、あまり差を感じないけど。

 
by japanheart | 2012-10-05 10:58 | 活動記録 | Comments(0)