「ほっ」と。キャンペーン

ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28

<   2011年 04月 ( 15 )   > この月の画像一覧

びっくりするけど、取り壊し

 石巻の渡波のジャパンハート診療所のプレハブが、なんと取り壊された。
 
 もともとこの時期に取り壊される予定だったらしいが、今はこんな時なのに。

 もともとこのプレハブ、腰の高さまで津波の影響で、汚れた砂に埋まっていた。
 学生ボランティアたちが何人も1日がかりで、すべて撤去し、きれいにしてそして診療が始まった。

 取り壊される日までに、毎日60名以上の患者たちが通っていた。

 この取り壊しに関して、地元の人たちも本当にがっかりしていた。

 私には意味がわからないのだが、誰が何の目的でそんなことする必要があるんだ、この時期に。

 もし、私たちに別の場所に移る力がなければ、私たちは撤収し、子どもの医療はこの地区から消えてなくなる。

 ましてや、今その場所を新しく宅地して、何かを建てる時期でも何でもない。
 辺りは、まだまだ半壊の家が多く、生活ラインが復旧しておらず住民たちは半日も自衛隊の炊き出しに並んでいるのだ。


 悲しいかな。
 もともとは選挙事務所だった場所。

 しかし今は、子どもの健康を守る、意義ある場所だった。

 私たちは、仕方なく、そして何とか、渡波小学校の一角に場所を変え、再び小児の診療を始めている。


e0046467_2340137.jpg

  (取り壊されたジャパンハート渡波診療所)
 
by japanheart | 2011-04-29 23:41 | 活動記録 | Comments(7)

テレビ放送のお知らせ

テレビ放送のお知らせ


 5月4日  毎日放送・TBS系列    21:00~22:48

 GWファミリー・スペシャル 世界の村がアリガトウ 命を救うニッポン人!



  と題してテレビ放送があります。


 ミャンマーに俳優の照英さんが来て、撮影が行われました。

 
 まじめな作品になっていたらいいけど。
 
 
by japanheart | 2011-04-28 23:23 | 随想 | Comments(15)

ミャンマーも東北も

ミャンマーも東北も


ミャンマーにいて、相変わらずの手術をする。
大変な子どもたちの手術を行い、完璧ではないけれど何とか少しでもと祈りながらやっている。

 東北地方はどうなったろうか?
 ジャパンハートスタッフの何十人も今も派遣しているが、貧乏性なのか、自分の目で見ないと落ち着かない。

時々聞かれる、震災被害にあった人たちへのメッセージは?と。
実は今は特にない。

病気のつらさは今、それを持っている人しかわからない。
同様に震災被害にあった人の気持ちは今その境遇にある人にしかわからない、と思う。

だから今、黙々と耐えるしかない。
でもそんな大人たちを、子どもたちはじっと見ている。
それでもがんばって立ち上がろうとする大人たちをじっと見ている。


そこに種は投げられ、やがて芽を出し花を咲かす。

1000年に一度おこるという今回の東北津波大災害の記憶が、次の1000年以内に起こるであろう人的被害から多くの人命をすくだろうと確信している。
今失われた命が、1000年の時を越えて、誰かの命に変わる。

それを「歴史の知恵」という。

日本という国は消して彼らのことを忘れたりしない。
by japanheart | 2011-04-27 02:42 | 活動記録 | Comments(0)

ミャンマーへ、再び

ミャンマーへ、再び

  東北・関東大震災の支援活動に関りきりなっていたが、ようやく、現地での活動を軌道に乗せつつある。
  まあ、これからも問題は山積みだが。診療所も、何とか2ケ月間は小児科を確保できている。
  

 そこで、遅ればせながら再びミャンマーに向かう。
 今から。羽田発で。

 一応、100名ほどの子どもたちの手術が、待ち受けている。ちょっと背筋が寒い。
 体力にはめっきり自信ない私、久しぶりの手術なので、大丈夫なかな??

 明日はドリームトレインで孤児たちを診て、その後、空路、病院へむかう。

 10日ほどの手術ミッション。
 何とかがんばるしかないか。

 そして帰国後、再び東北へ。


 
 
 
by japanheart | 2011-04-18 17:11 | 活動記録 | Comments(4)
子どもの心のケアということ

 本格的に、子どもの心のケアーの準備に入っている。
 行政,たとえば県は県、市は市など、という単位で何かを期待している節がある。
 
 先日あるサイトで、韓国人のジャーナリストが面白いことを書いていた。
 一言で言ってしまえば、この国の政府は最低だが、国民は本当に素晴らしい、という内容だった。

 今回の件で、私は行政は、国民をもっと信用すべきだといいたい。
 どれほどの、善意が必要なタイミングで発揮できずに、無駄になったかは誰も図ることはできないが、図れれば、議員たちは次の選挙で、必ず落選させられる。
 市民の力というものが、実は成長などしなくて、ある一定のものだと考えているらしいが、この十数年で本当に成長しているのだ。

 行政が国民と、意識が分離している。
大阪府や名古屋市のようになって、お尻に火がついてから多分、議員たちも気づくだろう。

 困ったときは、別に行政単位でなくても、ある権威に頼らなくても、誰にでも助けてもらったらいいんじゃない?

 子どもの心のケアーは、本当に専門的な知識が必要だ。
 簡単な気持ちでアプローチすると、かえって症状を悪化させることは珍しいことではない。
 だからこそ専門的な知識を持つものとそれを支えたいボランティアがいいバランスで共働しなければならない。
 さらにいえば、子どもの心の専門家やその経験のあるものは極めて少ない。
 そして残念なことに、それぞれの病院で患者となる子どもたちが診療を数ヶ月、数年という単位で予約がつまり、待っているのだ。
 だから、この専門家たちが、今の被災地に積極的に関わる、ずっと関わるということは現実的に難しいことが分かるだろう。
 だからどうしても中途半端になる可能性がある。

 私たちは、この壁を何とか突破する。
 そして、継続的に小児科医や臨床心理士を確保して、数年かけて責任を持ってゆくつもりにしている。

 あまりにも広い地域の子どもたちをどのようにして、ケアーするのか?
 まあ、それはみんなの力を借りるしかないんだけど、それが行政にできるかな?

 目の前で、親や同級生たちが波に消えていったような経験を持つ子どもたちのことを本気で考えるなら、
とやかく言わずに、素直に、国民を信用し、手伝ってもらうべきだと思う。
 
 これが嫌なら、私たちは私たちで、必ず次の選挙で、逆襲する。
by japanheart | 2011-04-17 10:17 | 子どものこと | Comments(0)
JSファウンデーション-浜田省吾チャリティー財団


 ミュージシャンの浜田省吾さんが立ち上げたJSファウンデーションという財団がある。
 実はここ数年、この財団がミャンマーのサガインでの子どもたちの治療費用を負担してくれている中心的存在だ。
 多分、以前にこのことは書いたが、今回の震災に関してはまた別の協力をしてくれた。

 財団の中心の2人、佐藤さん兄妹が運転手と現地のコディネーターを1週間やってくれた。

 実はこれは、大助かりだった。
 緊急支援初期に、ドライバーとして自ら車を運転し、緊急車両もだしてくれた。
 ジャパンハートがもっとも弱い、この事務調整系の仕事で大活躍をしてくれたらしい。

 お金もさることながら、このような私たちが弱い部分の協力はとてもありがたいし、助かった。

 特に妹の佐藤さんには、事務系が弱いジャパンハートスタッフが自らの努力を放棄する宣言よろしく、ジャパンハートに就活して働いてくれたらと、本気の目をして言っていた。


 まだまだ続く、東北支援活動。
 4月の終わり頃、神戸でチャリティーコンサートをするようだ。
 

 
by japanheart | 2011-04-16 10:25 | 活動記録 | Comments(1)
石巻-渡波小児診療施設、、つづき

 ここはなぜ小児の患者が多く来るのだろうか?

 どうやら患者たちの話を聞いていると、このあたりでみんながかかっていた小児科を診てくれていた医師が被災にあって死んでしまったらしい。

 おまけに、この地区の基幹病院は、多くの患者で混乱し、すぐには診てくれない。
 
 今しばらく、2ヶ月くらい、このあたりの状態が落ち着くまではせめて、ここで小児科を中心に診療をしていたいと思う。
 もちろん、無料にしていることは改めて付け加えておきたい。

 寄付のお金が、確実に子どもたちの薬に替わっている。

 ここが落ち着くのを待って、そろそろ子どもたちのこころの問題にアプローチが始まる。
by japanheart | 2011-04-15 23:37 | 活動記録 | Comments(2)

小児診療所

小児診療所

 ジャパンハートは、石巻市渡波地区で、診療所をオープンした。
 近隣の小児科が破壊され、道路の寸断などによって、大きな病院にゆくことが困難になっているからだ。

 ここでは、小児の患者が多いことが特徴だ。

 ここを2-3月間、医療状況が整うまで、小児科医を派遣し続けることにした。

 この診療所はを、小児科クリニックにして、メインは子どもを中心にやってゆく。
 (もちろん、お年寄りたちも診ます)

 多くの小児科医たちの参加を期待する。
 
 よかった。ちっとは役に立って。
e0046467_21493453.jpg



4月11日 第54次隊 派遣者スタッフ数  211 人 
by japanheart | 2011-04-11 21:49 | 活動記録 | Comments(3)
4月6日 中日新聞・東京新聞 夕刊 記事

 4月6日 中日新聞・東京新聞 夕刊の記事にジャパンハーとの活動が紹介されました。

  避難所で風邪、ストレス深刻… ボランティア医師が奮闘
by japanheart | 2011-04-06 19:34 | 活動記録 | Comments(0)

中・長期で挑む

中・長期で挑む

 現場は混乱している。
 宮城県の戸倉地区では避難所の人たちが別の場所に行政の指導下で、どんどん移動している。

 もちろん残る人もいるらしい。ここにおそらく100名くらいの人たちが残る事になりそうだ。
 この後も、この人たちと関わってゆくのかどうか。

 現場で中心でがんばっている現地の医者たちも、やっぱり中・長期で関わってくれる仲間を求めている。
 ジャパンハートが、その意思を示す。
 
 破壊された医療施設・医療システムの再構築は、簡単ではない。時間もかかる。
 だから、長い目で見てくれる多くの仲間が必要だ。
 
 ジャパンハートでやっている僻地・離島医療事業とのドッキングも考えている。
 そこに、日本中から集まってくれる医療の仲間を加える。

 日本中の医療者は、長い目でこの広大な被災地を応援してくれるだろうか?

 
 
e0046467_1973871.jpg

   (津波の跡:残った病院の残骸)


   4月6日  第46次隊 派遣者数 162人
by japanheart | 2011-04-06 18:41 | 活動記録 | Comments(3)