ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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天と地の差

天と地の差

 昔、小学校の頃、私の小学校では有名な音楽の先生がいた。
 毎年、6年生は大型のレコードを作るのが習わしだった。
 私たちが卒業した後、その先生は音楽大学の教授になってその小学校を出て行ってしまった。

 その授業では、いろんな楽器を使って演奏を教えてもらった。
 その中で思い出深いシーンがある。
 ある子どもに何かの楽器の演奏をしている時、その先生が、生徒にその動きを止めて実際に弾き方を指導する。何人かがそばに近寄ってその説明を聞き、私たちが椅子に座ったまま遠くからその説明を聞いたいた。
 その時、その先生は怒りながらこう言ったのだ。
「聞くだけで、知るだけで、それができるようになどならない!近寄って聞き、自分でも楽器を取って、やってみなさい!」

 今回の災害援助もそうだ。
 テレビで、新聞で絵を見て、それだけで本当の現状をしることはできない。
 被災者を理解することはできない。
 せめて近寄ってみて、実際に自分の目で見て、活動することがもっとも彼らを理解することになる。

 医療者ならば、なおさらだろう。

 実際のあなたの目で、破壊された町を見てみなければならない。
 実際のあなたの皮膚で、風を感じなければならない。
 あなたの鼻で、臭いをかいでみなければならない。

 私は実際の現場を見て、裸眼でなければ感じることが難しい何かを、感じ取った。
 わたし、あるいは、あなたとその時間、その場所の、組み合わせがそろったとき、何かを感じ、何かがこころに生まれる。
 

 それらがあればこそ、今回の悲しいことがらから、未来を生み出す力が生まれる。

 経験より尊いものなどあるのだろうか。
 少なくともここに来たことで、私は今までと少しだけ違った音色が出せるようになったと思う。

 
by japanheart | 2011-03-31 12:55 | 活動記録 | Comments(0)

Thank you!

Thank you!

今日、2リットル募金を秋葉原駅前でやってもらった。
 本当に多くの人たちが参加してくれた。
 小さな子どもまで参加してくれた。
 
 なんと氷室京介ファンたちも、参加してくれて募金してくれた。
 
 募金を手伝ってくれた人も、募金してくれた人も全ての人に感謝したい。

 多分だけど、ジャパンハートは他の団体や医療組織が撤収した後も、何とかサポートしたいと考えている。

 特に、子どもの心的な問題に対する取り組みや、在宅医療への看護師たちへの投入など、長期的に関わっていくつもりにしている。
 だからどうしても、資金的な裏づけが必要になってくる。

 
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by japanheart | 2011-03-27 23:57 | 活動記録 | Comments(7)

さあ、2リットル募金

さあ、2リットル募金

今回の震災、全国の多くの子どもたちからの問い合わせ
 「何かできないですか??」

そこで、2リットル募金。
 少しのおこづかい、小学生でもできるの??


 日時)3月27日の日曜日
 時間)10時から16時まで(1時間ごとに交代)
 場所)JR秋葉原駅 中央改札駅前広場

このお金って、被災した子どもたちの心のケアーに使いたい。
ミャンマーでも経験したが、津波のあと、子どもたちは大変なトラウマをしょっている。
今は、まだ強烈な体験として、意識上にある。
数ヶ月もすれば、これがやがて脳幹に沈み、無意識から人の感情や行動に影響をあたえはじめる。

波や音やゆれが怖くなる。
得体の知れない恐怖感をいつも感じている。
夜が怖い。

それぞれに知らぬ間に、人生に影響を与えてしまう。

これは今、ある程度うまく処理できる。

私の妻は、小児科医で、これを積極的に解決するために、動き出してくれている。
多くの仲間を巻き込みながら、この課題に関わろうとしてくれている。

ここからが、小児科医・精神科医・臨床心理士たちの出番。

彼らのサポートをする。
ここで集まったお金はそのために使えればと思っている。

(個人的には、子どもたちに誕生日のケーキも買ってあげたいんだけど。それにも使うかな。)

だって、これ以上、子どもたちに悲しい思いをさせたくないでしょ。

だから。

多くの協力者を募集したい。
何人かでチームになり、ひとチーム1時間程度。

誰でも、たとえあなたが小学生でもOK.
サークルでもOk.
町内会でもOK.
もちろん、友達どうしでも。

さあ、2リットル募金。
協力してくれる人は、ジャパンハート事務局へ。

03-6240-1564

すぐに、コンタクトを!
by japanheart | 2011-03-24 23:15 | 活動記録 | Comments(6)

南相馬を越えて

南相馬を越えて

 現在は、南相馬を後にした。
 南相馬は、政府の指導で入院患者は救急車で市外や県外の病院へすべて搬送された。
 市内は、閑散としていたが、役所の人たちは頑張っていた。

 あと施設に、数十人の高齢者たちが残されているが、この人たちも市からの要請があれば、搬送には付き合いたいと思っている。

 南相馬周辺から原発方面は、ゴーストタウンよろしく、人影もみなかった。むなしく、点灯いている店の看板や家々の明かりが、慌てて逃げ出さなければならなかったであろう人々の様子をうかがわせた。
 海岸線は壊滅していた。
 まさに壊滅で、泥の中に車も船も、家々の残骸もすべて混ぜ合わせれていた。
悲しい光景は、この場所で何が起こったかを、いやでも思い起こさせる。

 本当かどうかは知らないが、福島で医療は足りているという県行政サイドからの返事。
情報すら把握できていないのに、そんなことを言って、本当に大丈夫なのか?

 茨城では、医師会が、自分たちがやっているので間に合っているという返事。
本当に間に合っているのか?
現場の医者や看護師たち、医療関係者は、休みを取れているのか?
 ある県の大病院関係者は医師会から要請があるが、医師会の要請にまで手が回らないとこぼしていた。


多くの人たちが現場を仕切りたいのはわかるが、今は助け合うときであって、コントロールをできているのだと勝手に満足する時ではない。

 もし、間に合っていないところがあるならば、それを把握しないで適当なことを言ったり、情報収集の作業を中断していたりしていたら困るのは、住民たちだ。
自分の知らないところで、知らない間に梯子を外されている。

 
そして、私たちは東北に向かい、仙台にいる。

 ジャパンハートの宮城派遣スタッフと合流した。
by japanheart | 2011-03-23 17:00 | 活動記録 | Comments(3)

医療者派遣

医療者派遣


 医療者を募った。

 日本のみならず、アメリカやオーストラリアなどの日本人医療者たちからも応募があり、100名以上の医療者が集まった。
 仙台を中心に、全国から集まった学生たちも200人以上が協力してくれるらしい。

 今は、本格的には2カ所の地区を巡回している。

 この後、どのくらいのニーズが発生するかは分からないが、今やるべきは今やるということになるかもしれない。

 災害が起き、10日が過ぎ、もうすぐ援助の局面が変わってゆく。

 

 
by japanheart | 2011-03-22 14:11 | 活動記録 | Comments(1)

2リットル募金

2リットル募金

 今後100名以上の医師・看護師をはじめとする医療団を被災地に送り続ける。

 その継続のためには、どうしても資金が必要だ。

 高校生・中学生・大学生のサークル単位でもいい、各地で2リットルのペットボトルを小銭で一杯にして、私たちに送ってほしい。

 東京事務所では、募金活動をしてくれる学生を募集している。

 協力してくれる人や、サークルなどはジャパンハート東京事務所に連絡を。
by japanheart | 2011-03-21 11:04 | 活動記録 | Comments(1)

原発避難区域へ

原発避難区域へ


 今日、原発避難区域のすぐそば、南相馬市へ行くことになった。
 病院や避難所は大変なことになっているらしい。

 市の総合病院からの依頼にて、そこへ看護師たちと向かう。

 まあ、私も40歳過ぎたし、いってみる。
 現地では子どもたちもまだ多くいることだろうから、少しでもね。
 皆が恐れていたら、その子や親たちは浮かばれないから。

 若いスタッフは仙台を中心に回し、40歳以上のメンバーで福島を攻める。

 5日単位の、医療活動を展開する。

 どうせ人生、先のことは分からないから。

 でも、このようなことができる今の立場を、とっても幸せに思っている。

 これだけははっきりしている。
by japanheart | 2011-03-21 09:56 | 活動記録 | Comments(2)

トラウマ相談

トラウマ相談

小児科医であるうちの妻からいかのメールが届きましたので報告します。


被災地で教員や保育をしている方、子どもをもつ保護者が子どもたちの不安や行動について質問できるサイトを紹介してもらえませんか。
ここをクリックしてください


すでに200通を超えるメール相談が被災地から寄せられているそうです。

被災地でなくとも遠隔地でもメディアによる二次災害が起こっています。
なんども原発のニュースを見たり、津波の爪あとを映像で見ているうちに心の脆弱性がある子どもはPTSDを発症したケースが報告されています。

あと、被災地のこころの支援ですが、まずは病院や避難場所で黙々とがんばっている方々に対するものが必要だと思います。それらの方々はただ来たものを受け入れるばかりで自分の感情を出す場所がありません。
それはいまはいいですが、あとからトラウマを処理するのが大変です。

ひとりでも多くの人の目に留まってほしいと思います。」
by japanheart | 2011-03-21 09:49 | 未分類 | Comments(1)

学生ボランティア

学生ボランティア

 ジャパンハートでは、学生ボランティアを募集しまじめした。
 
 さあ、どうしますか??

 来ますか?
 見送りますか?

 ジャパンハートにHPからコンタクトを。



 
by japanheart | 2011-03-20 22:28 | 活動記録 | Comments(0)

福島へ

福島へ

 明日、別働隊として、福島へ入る。

 看護師2名を引き連れてゆく。
 
 いまだに避難所では、大変な状態にある。
 地方の病院はパンク状態だ。

 少しでもお手伝いしたい。


 学生の参加も増えてきた。
 私たち医療者は診療に手を取られ、動けない。
 彼らに実働して、様々なことをしてもらわないといけない。

 今回は50年に一度の大きさの災害だから、学業などといっていないで、この活動をした方が良いに決まっている。
 もう2週間もすれば、再び学校が始まるかもしれないが、私なら迷わず休む。
 
 人命こそが大切だといっている、教わっている医学生がこの時に及んで、勉学を優先すれば、医者になる資格などある??
 看護師などなる資格ある??

 未だに、今回のことを捨て置いて、日常生活を送っている学生は、まあ、医療以外にその職を求めた方が良い。そして、大学の関係者は、本当の学生教育を放棄している。



 

 
by japanheart | 2011-03-20 20:05 | 活動記録 | Comments(2)