ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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報告

報告

 支援者たちに、いかに成果を報告するかは、大きな問題だ。

 以前は、手術した患者の、手術前後の写真を印刷して送っていたが、最近はいろいろあってやめている。
 これの方が、支援者たちにも喜ばれていたが、今は一旦ストップさせている。

 理由はいくつかある。
 まず、手術前後で大きく変化がないと写真では分かりずらいこと。
 次に、内臓の手術や、投薬で治る病気は写真にならないこと。
 その他小さな理由がいくつか。

 それで、なんかいい方法がないかと考えた。

 そしてまもなくそうしたいと思うが、DVDで短い動画を送ることを考えている。
 5分くらいの治療した子どもの物語。

 そんなストーリーを、VOL1からどんどんふやしていく。
 それをコレクションしてもらったらと思う。
 きっと数年で、とっても幸せな気持ちになれると思う。
by japanheart | 2010-09-26 10:38 | 活動記録 | Comments(0)

患者の視線

患者の視線

 先日、ある村で診察を待つ患者やその家族。
 いつものことだが、彼らは日本人以上に目でものを言う。

 それは習性か、必ず何か伝えたいことがあるときは視界の中に現れる。
 そして目でものを言う。

 重病の患者も、子どもの治療を望む母親も、皆そうする。

 だから目を合わさないようにしている。
 こっちに向けられた熱い視線に、いちいち笑顔で応えていたら、身が焼かれる。

 先日の診察の続き、、。
 一人の30歳代の女性が、熱い視線、そして懇願するような意識を向けていた。
 たいてい、本当に助けを求めている人間の視線は分かるようになった。
 この女性のような視線が、それ。
 視線に、ある種類の意識が乗っかる。

 この女性は、多分、肝臓からでる胆管や膵管に異常がある。
 膵胆管合流異常という病態だと思う。
 大きな腫瘤が、おなかに触れている。
 いくつかの検査をしてはいるが、治療をするお金はとうていなく、そのまま放置されている。
 この女性には、何人か子どももいる。

 もし、治療しなければ、膵炎で死ぬか、感染で死ぬか?
 あと数年という期間は無理だと思う。

 治療しなければならない。
 しかし気が重い。
 技術的なこともさることながら、あまりにも設備の面で、きびしい環境にある。
 しかし、何度か、同じ病気をこの環境で手術してきた。
 何度やっても、生きた心地がしない。

 でもやらないといけない。
 自らのいのちを削っているような作業だと、いつも思う。

 多分今回は、この手術が入る。
 あと数日後。

 多くの仲間がほしいと思う。
by japanheart | 2010-09-24 23:54 | 病と人間 | Comments(1)

ツイッター

ツイッター

 長らく無視し続けてきた ”ツイッター” 始めました。

 よろしかったらフォローしてください。

 ブログもツイッターもミャンマーからできないんだよね。

  http://twitter.com/japanheart2010    
by japanheart | 2010-09-24 00:50 | 基本 | Comments(0)

DREAM TRAIN

DREAM TRAIN

 親をエイズや他の病気で失った子どもたち。
 家庭が貧しく、人身売買の危険にさらされる子どもたち。
 
 を育てる施設の準備が整いつつある。

 11月中旬スタートする。
 プロジェクト名は 「DREAM TRAIN」。

 15名の子どもたちがやってくることになっている。

 どんどん引き取れるように、がんばってみたい。
 目標は1000名。
 一人でも、子どもたちに悲しい思いをさせたくはないと、さまざまな話を実際に聞いたら誰でもそう思うに違いない。
 
 だまされ、売られ、売春させられ、エイズになって死んだらたまったもんじゃない!


 貧しさ故に、学校にいけないこどもたちも多い。
 この子たちもきちんと就業させてあげたい。
 みんな、学校へ行きたいって言っている。
 日本の子どもたちと真逆ですね。
 与えられすぎると、かってありがたみをわすれてしまうんでしょう。

 今後どうなってゆくか?分からないが、とにかく多くの人の協力を期待したい。
by japanheart | 2010-09-23 02:49 | 活動記録 | Comments(1)
やってみるか、甲状腺ガンーその2


 しかし、しかし。

 どうも私のこころがすっきりしない。

 頭と体、こころと理性がかい離する。

 こんな時は、いつも何か間違っている。今までの人生そうだったということが多い。


 そりゃ、そうだよなと思う。
 親にとっては、その子どものことだけが、子どもの笑顔だけが全てだから、理屈などどうでもいい。
 理屈は他人だから言えることなのよね。

 そこで、ちょっと待てよと、こころの声がした。

 甲状腺ガンは、特にこの子のタイプのやつは、結構予後がいい。薬も効く。放射線治療も何とかなりそう。
 経過もやり方も、普通のがんと違って特殊。
 しかも、手術は自分でできる。しかも現地でできる。

 お金あまりかからないかも。
 何とかなるかも。

 そう思い立ったら、既にこころは治療へとワープした。
 よし!日本人でこの子のために、手術チームを編成しよう。
 それで現地に乗り込んで、手術をやってしまおう!
 よし!薬剤や放射線を使う治療は、何とか日本で探してみよう。
 もちろん安くしてもらおう。
 カンボジアのための日本人スタッフに、助けるためにチャレンジする?と聞いたら、
      YES!!

 じゃ、やるしかない。

 こころの声は、天の声。

 助かる助からない。
 結果は神のみぞ知る。

 途中挫折も十分あり得る。
 しかし、やってみる。

 母親の胸の内を聞いてしまったからね。
 この子どもの、こころから笑う笑顔を目撃してしまったから。
 
 私の理性が、揺らいでいる。

 12月、手術決行!
 みんな、準備進めよ。
by japanheart | 2010-09-17 00:40 | 子どものこと | Comments(11)
やってみるか、甲状腺ガンーその1

 先日、カンボジアから日本に来た13歳の甲状腺ガンの女の子。

 現地では、これは治療できないと、一番レベルの高いといわれている子どもの病院で追い返された。

 それから腫瘍は少しずつ大きくなって、今では肺に転移をしている。

 せめて、治療が無理なら、いい思い出だけでも持っていてほしいと、今回の旅行を企画した。

 新日本製薬という会社の協力で、本当に彼らは幸せそうに旅行でき、14日、全ての行程を無事終え、カンボジアの帰国の途についた。

 帰る前の日、この子の母親が、娘がこんなに笑ったり、うれしそうにしている姿をみれてうれしい。
 最近は、首の腫瘍のことを気にして、笑わなくなっていた、と語っていた。

 私は、たとえば、チェルノブイリの原発事故だとか、イラクの劣化ウラン弾だとかいう事態の場合、このようなガンが多発する状況下では、治療をするための用意を進めていくことが正しい。しかし今回はそうではなく、自然発生した甲状腺ガンで、その数は決して多くはない。だから、かける費用とリスクに比べて効果はあまり大きくはない。だからこそ、治療できないのなら、せめて思い出の旅行の企画をするのだと理屈っぽく思っていた。

 まあ、理屈的には、間違ってはいないと思う。

 今まで、多くのガンの子を日本で受け持ってきて、その治療の長さと大変さは身にしみているから。

 それに、日本で治療するとして、何度も往復しながら、費用をかけるとすると、とてもそれをやる気にはならないのだ。一体、全ての治療を日本でするとなると、何千万?かかるのだろうか?費用は、治療費だけにとどまらない。通訳や日本人スタッフの付き添いなど、結構、馬鹿にならない。

 子どもには気の毒だが、仕方ないと思っていた。
 そう、そう思おうとしていた。
 
by japanheart | 2010-09-16 23:35 | 子どものこと | Comments(0)
思い出をつくるースマイル・スマイル プロジェクト

 今、二人の子どもたちが、カンボジアから日本の福岡に来ている。
 福岡に、連れてきた。

 日本だけでなく病気や障害を持つ、子どもやその家族に一生の支えとなる記憶をつくる、というプロジェクトだ。

 アジアの貧しい人たちにとっては、なかなかガンの治療を受けることは難しい。

 宝くじに当たるような確率しかないが、だからこそ、夢のような旅行になる。

 一人は、甲状腺ガンの13歳の女の子。
 カンボジアでは治療できない。

 もう一人は、ポリオという病気のせいで片足が不自由だ。
 さらにお母さんがエイズで、お父さんはエイズで既に亡くなっている。

 少しでも生きる勇気を持ってもらいたいそんな思いがこもっているプロジェクトだ。

 その名も

  スマイル・スマイル プロジェクト
 
 
by japanheart | 2010-09-13 10:05 | 活動記録 | Comments(1)

3人の患者たち

3人の患者たち

 3人の患者の死を見送らねばならなかった。

 悲しい現実がある。

 一人は先日紹介した腸が二重になった子ども。まだ11歳だった。

 もう一人は51歳の女性で心不全。たぶん重症の弁膜症という心臓の病気。

 そしてもう一人は、20歳の女の人。腎不全だった。

 多分、先進的な医療があればみな助かったのだろう。

 どこまでの医療をやるのか、やれるのか。

 あまりに現地にかい離した先進的な医療を継続的にすれば、周りの医療者たちから厳しい攻撃を受けるだろう。

 彼らは死すれば運命だと自分たちでそう言い聞かせる。

 次は元気に生まれ変わってくると信じる。

 それがせめてもの我々の救いになっている。

 否、我々も救われている。
by japanheart | 2010-09-05 02:19 | 活動記録 | Comments(0)
世界を変える100人の日本人
 

 ふたたびTVにでます。
 よければご覧ください。
 



 テレビ東京系 全国放送

 世界を変える100人の日本人 ~JAPAN ALL STARS  スペシャル

 9月17日 金曜日 夜20時から
by japanheart | 2010-09-03 23:12 | 活動記録 | Comments(2)