「ほっ」と。キャンペーン

ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

<   2007年 12月 ( 11 )   > この月の画像一覧

今年のボランティアたち

今年のボランティア

今年、この活動にこの地で参加したボランティアは総数のべ165名の日本人スタッフたちだった。
何度も参加してもらった医師、看護師の皆さんには改めて御礼を言っておきたい。

医師数 のべ41名
看護師 のべ 103名
その他 のべ 21名

だった。その他この地を訪れた多くの方たちにも感謝を込めて、次年度以降もがんばってゆく決意を新たにしている。

これらの活動を実務、寄付者などで日本で支えて頂いている、子供から老齢の方々にも有難く、有難く、、。
by japanheart | 2007-12-28 23:29 | 活動記録 | Comments(2)

大切にする心

大切にする心

先日、看護師たちからあるメールが届いた。
今年の寄付者に対する報告書の件だ。
毎年、ある一定額以上の寄付者の人達には、それぞれの寄付者にそれぞれ患者の写真入の報告書を送っている。

来年からはそれを少し形を変え、一冊の冊子状のものにしようかと考えていたが、その毎年の報告書を大切にしている子供の話を聞かされてしまった。

また来年からも同じ報告書になりそうだ。

子供にはいつも勝てない。
by japanheart | 2007-12-27 00:52 | 随想 | Comments(0)

一番良い選択

一番良い選択

ある患者がもう長く入院している。
ひどい火傷を幼少の頃に負い、両手は胴体にくっつき、左手首は反転し、背側にくっついている。特に顔は溶け顎が無くなり首と顎がくっついている。

前回、右の腕を治し、何とか口にをもっていけるようにできた。この国の人は手で直接、ご飯を食べるので、今までは手と顔を同時にさらに突っ込むようにして食べていたが、今は普通に人のように食べれるようになった。
今まで見られなかった、笑顔が見れるようになったのもこの頃からだった。

本人は顔を次にやってもらうことを期待している。
しかし、私は次は反転してしまった左手をやりたいと考えている。

日本では考えられないことだが、おそらく、一番問題になっている顔を治してしまったら、彼女は左手を治さずに生涯、生きようとするような気がするからだ。長年、この国の人たちと付き合ってきた私には何となく分かる。

今の一番良い選択と、10年という長い目で見たときの一番は、すこしづれる。
私は確かはでなくても、10年やそれ以上で患者にとって一番の選択肢を選んでゆきたい。
by japanheart | 2007-12-26 01:06 | 病と人間 | Comments(1)

回り始めた

回り始めた

 少しずつ、回転し始めた。いろんなことが前に向かっている。ようやく。
私がいなくても、組織は回らなくてはいけない。
自分たちが本当にいいことをやっている、心からそう思うならば社会に向かって広めてゆかねばならない。
この世の中から、消えてしまってはいけない。

今後活動が広がる中で、さまざまなことをいろいろ人たちに任せてゆきたいと思っている。
先日あるスタッフに私が、本当に自分の人生をかけてこの活動に取り組み、現地のことも日本のこともすべて責任を持ってやる覚悟を問うたメールを出した。
以下がそのスタッフからの返信である。
どうだろうか?
今、本気の人が増えてゆく。
広がらない訳がない。

「日本にいて、自分のすぐ近くの狭い世界の事しか見ていなかったと思います。だから色んな事に抵抗を感じて、何をするべきか迷っていました。でも今は、目の前には沢山の困難があるけれども、その向こうにいる一人一人の姿や笑顔が見えてきました。だから自分の心の中の抵抗はなく、これからはそっちを目指して進んで行けると思います。そして、このタイミングで現地に行けることは、大きな意味があると思っています。私がそういう役割を担う立場にいる事を、本当に幸せに思います。ここを逃げたら、私のいる意味はありません。困難が大きいほど、チャンスだと思っています。」
by japanheart | 2007-12-21 09:39 | スタッフと想い | Comments(3)

そろそろ出発

そろそろ出発

そろそろ現地に向け出発となる。
年末は毎年の事ながら、現地で正月を迎える。

来年はどんな年にしようか。
それも自分で決めてゆきたい。

今ようやく少しづつ物事が進み始めた感がある。
私は少なくともこの活動に背水の陣で臨んでいる。

他の組織の長の中には、日本で仕事で生計を立てながら、このような仕事をしている人たちもいるが、私にはどうも昔から、自分の人生に対して中途半端にやってうまく行ったためしがない。
だからこそ、失っているものも多いからこそ、他の人たちよりももっと社会に貢献したいと心から思う。
by japanheart | 2007-12-20 08:46 | 基本 | Comments(0)

寄付金のこと

寄付金のこと

 先日地方から東京に向かう飛行機の出発を待っていた時、ある中年男性に声をかけられた。その人の顔ははっきりと覚えていた。
昔、私が主治医を務めた小児癌で亡くなった5歳の少年の父親だった。
長い3年余りの闘病だった。途中、転移で目が見えなくなっても、最期まで明るい少年だった。

 実は3年前、この子供の名前で、寄付のお金が振り込まれていた。金額は7000円だった。私にはすぐにあの亡くなった少年の家族が振り込んでくれたのだと分った。
有難かった。
しかし、その時の私には少し中途半端なその金額の意味が分らなかった。

あれから3年、その意味を知ることになる。

その父親が語り始めた。
「あの子が死ぬまでに貯めていたお金が、7000円ありました。そのお金を使っていただこうとそのまま寄付させてもらいました。」

5歳の子が、一体、何を買おうと楽しみに貯めていたのだろうか?
そんな大切なお金を頂いていたのだ、改めて気付いた。

そんな大切なお金をどうしていい加減に使うことができるだろう。

それぞれにそれぞれの思いで出していただいたお金は、その人の心を乗せて私たちが大切に使いたいと再確認した出来事だった。
最近、その想いが緩んでいたのだろうか?
天からの声だと、思った。

寄付のお金は、できるだけ現地に届ける。
その人たちの人柄や顔や思いを知っているともっといいかもしれない。

今日、ある看護師と話していて思った。
寄付のお金は、恐ろしいと。
時にこちらが、苦しくなるほどの想いを乗せたお金もある。

いい加減になど使うことが出来ない。
by japanheart | 2007-12-14 00:27 | 子どものこと | Comments(0)

ただ黙々とやるーその2

ただ黙々とやるーその2

 傲慢な言葉に聞こえるかもしれないが、敢えて言わせてもらいたい。
私はこの活動を、ウテンゾウとたった二人で始めた。

だからいつも覚悟している。そして心の中で、たった一人になってもやるのだと木霊させている。
今では多くの日本人たちがやってきているが、本気の人だけとやってみたい。
それは私たちのスタッフにも言える。
本気でないならば、時間と人生をすり減らしているだけだ。やめたほうがいい。
明日からでも違う仕事を見つけ、お金でも稼いだ方が生産的だ。
中途半端にやるならば、本気の人たちとの間に軋轢が生まれる。

多くの人たちは何かを成せば、すぐ成果を称えて欲しいようだが、私は自分の幼い子供にさへ、あまり褒めない。成果は自分に対して誇るもので、他人に対して見せつけたり、誇ったりするものではない。だから、どんどん前に進んでやっていく。たとえ組織に属していようが、それは組織のためにやっているのだと勘違いしてはいけない。突き詰めれば、自分のためにやっているのだとわかるだろう。組織が受け取っているものは、本人に比べれば、微々たるものだ。

歳をとれば、愚痴が増えるのだから、20才台や30才代から愚痴は言わない。自己否定も慎む。今の仕事が、自分に向いているとか、自分に合っていないとか簡単に判断しない。
とにかく、ガムシャラに、黙々とやってみてはどうか。
あなたのことを本当に必要としている人がいるならば、きっと今の仕事に自分の将来の大きな財産になる何かがある。

私の周りに集う、多くの次世代の人たちに言いたい。

私はあなたたちが私の周りから誰もいなくなっても、今日と同じように、明日生きてみせる。

あなたたちの本気をみせてほしい。
by japanheart | 2007-12-12 12:12 | 医者の本音 | Comments(1)

ただ黙々とやるーその1

ただ黙々とやる

 ただ黙々とやることの大切さと有難さを痛感している。
現地の私たちのスタッフ ウテンゾウのことだ。

彼を知っている日本人は皆、彼を侍のようだと言う人が多い。
昔の日本人のような人かもしれない。

日本で様々なスタッフたちと行動を共にしている時、ふと彼のこを思い出す。
日本のスタッフたちが、愚痴を言うたびに、やる気なく動いている姿を見るたびに、少しでもこの仕事から逃れたいと身をよじらす度に。

彼に申し訳ないとは、感じないのだろう。
皆、彼には世話になったはずなのに。

彼は朝から深夜まで何も言わずに黙々とやってくれる。その仕事がしんどいとか、やりたくないとかそんなことを言う彼を私は知らない。
たとえ嫌な仕事でも、それが本心では必要ないかもしれないと思っていても、彼は黙々と全霊を傾けてやってくれている。
日本人たちのため、そして自分の国の人たちのために。

私と共に働く日本人たちは彼のことをよく知っている。しかし、その本当の有難さを知らないのだと思う。
所詮、頭で理解している程度なのかもしれない。

私たちの現地での成功は、51%は彼のお陰だと思う。
残りの49%は私たちの仕事。
一人一人の愚痴や逃避的な心身の置き方が、その%をすり減らしてゆく。
by japanheart | 2007-12-11 01:51 | スタッフと想い | Comments(0)

1月24日(木)

1月24日(木)
講演会のお知らせ

大阪府箕面(みのう)市
     人権セミナー

  時間  15:00~17:00
  場所  箕面市立病院リハビリテーションセンター4階 いろはホール

  問い合わせ
     箕面(みのう)市西小路4-6-1
      箕面(みのう)市役所 へ
by japanheart | 2007-12-10 12:12 | 講演会 | Comments(0)

経験すると

経験すると

 そういえば先日短期研修に参加した看護師から感想が送られてきていたのを読んだ。
いくつか感想を書いていたが、現地にいても全くそこにいる人たちが気付いていないようなことが書いていた。
こまごまとしたことだが、参考になる。
一方、長期で働くことの表面的な仕事の大変さは伝わっていたが、実際の大変さは判っていないような気がした。
人は余裕があると、普段は気付きもしないようなことでも気付くことがあるが、余裕がないと何も気付かなくなってしまう。今長期の人たちはそんな状況にあると思う。
私がわざとそのような環境を用意していることを理解してもらいたい。
人を増やせがいくらでも楽が出来る。
しかしそれをやっちゃおしまいよ、の世界である。
人が育たないのだ。
和気あいあいと楽しく余裕を持って働けたなら、キャンプをしているのと同じで、いい思い出が出来るだけだと思う。
実際に経験してみないと分らない事は多い。

病気でも経験しないとその大変さはわからない。
子供も持ってみないとその本当の可愛さはわからない。
ライフワークも持ってみないとその日々の充足感はわからないのだ。
彼らは今、医療を自らのライフワークにするために自分と戦っているのかもしれない。

知らなければならないことは、経験は尊いということ。
by japanheart | 2007-12-07 00:50 | 天職 | Comments(0)